2021年11月26日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。2021年11月27日06:59現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
やっとローソク足の実体線で「1ドル=1,190ウォン」突破を確定させました。とりあえず「1ドル=1,194ウォン」まできました。
この日足では終値は「1,194.43ウォン」なのですが、1分足チャートでは終値は「1,195.64ウォン」。どっちなんだよ、という話ですが、とりあえず日足チャートに従っておきます。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
描画の不具合で『Investing.com』では1分足チャートが上掲のようになります。『ADVFN』では1分足は以下のようになります。
『ADVFN』でも1分足では「1,195ウォン」に到達して終わっています。『Investing.com』のチャートはときどき描画が止まってしまうことがあるので要注意です。
一応、『Investing.com』の方での「週足」を見ると以下のようになります。
週足ではウォン安方向への進行途中です。6・7週前の直近高値を抜けるかどうかが焦点になっています。そして「1ドル=1,200ウォン」が抜けるかです。
6、7週前に「1,200ウォンを抜いた。この先どんどんウォン安が進むぞ」なんて報道があったかもしれませんが、これはチャートをロクに見たことがない人が言いそうなことなのです。
結局下落して、上昇が押さえ込まれ、戻すのにここまでかかりました。
一般の方からすれば、現在「1ドル=1,194ウォン」と聞けば「先日、1,200ウォンを超えたって言ったじゃん」となるでしょう。
6、7週前もご覧のとおりローソク足の実体線で「1,200ウォン」は確定できていません。ヒゲで達しただけです。株式、FXの取り引きを実際に行う方にとっては戦う上での常識ですが、チャートを見ない人にはヒゲと実体線の違いは分からないのです。
『Investing.com』と同じ「日足チャート」でも『TradigView』の方では面白いプライスアクションが見えるのです。以下をご覧ください。
スパイクのように「なんだこりゃ」なヒゲがあります。これは、ウォン安方向へ大きく進行したのにそれが押さえ込まれた痕跡です。
ドルが強まっている、これからも強まるという観測は恐らく正しいでしょうから、ウォン安方向に進むはずではあります。ただ、方向性は合ってるはずなのに、明日の上下が当たるとは限らない――それがチャートの面白いところです。
もちろん、ズンズンとウォン安が進行して韓国通貨当局が阿鼻叫喚の地獄絵図になる、そのような可能性もあります。上掲のように長いスパイクとなるほど上昇を阻んだたわけですから、上昇するための圧力がそれだけたまっていると推測もできますので。
次週のドルウォン相場にご期待ください。
追記
2021年11月29日(月)の市場が開きました。ドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)