↑水素チューブトレーラーで火災が起こりました。消火活動を報道する『KBS』のYouTubeチャネル。/スクリーンショット
韓国の文在寅大統領は「2050カーボンニュートラル」を宣言し、エネルギーインフラの転換を図っています。しかも、Money1でもこれまでご紹介してきたとおり無茶なプランで、です。まだ「K-水素」とは言い出していませんが、韓国政府は水素社会の実現も視野に置いています。
実際に水素社会が到来するのは将来のことになりますが、韓国内ではにわかに水素について注目されています。そんな中、事故がありました。
↑火事を報じる『KBS』のYouTubeチャネル。00:15付近に火柱が上がるトレーラーの映像があります。
2021年12月28日、唐津-盈徳高速道路世宗インターチェンジ付近で、水素600kgを積んだ水素チューブトレーラーが火事を起こしました。
韓国メディア『エネルギーデイリー』の記事によれば、水素自体が爆発したのではなく、タイヤ部分が発火し、ディーゼル燃料の火災となったのこと。
この火災によって水素の容器が過熱。安全弁が作動して容器内の水素が強制排出されました。排出される水素に火が付いてしまい、火柱が10~20メートルほど上がったとのこと。
水素が放出され、鎮火しました。
水素社会を目指しているわけですから、水素の運搬において同様の火災が起こらないことが求められます。
(吉田ハンチング@dcp)