世界的に経済の減速が懸念されており、新興国で通貨安が進行しています。韓国通貨「ウォン」も安値トレンドがどこまで続くのか注目されているのです。
2020年03月13日(金)が締まりました。14日(土)08:20現在(日本時間)、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
ローソク足の形が雄弁に語っていますが、天井は「1ドル=1,226ウォン」、天底は「1ドル=1,205ウォン」と天地でおよそ「20ウォン」も動いたのに始値と終値はあまり変動なし、というドタバタの日でした。ただし、わずかではありますがウォン安が進行しています。
13日全体のプライスアクションをローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
大きくギャップアップしてスタートし、およそ「1ドル=1,226ウォン」の天井圏を形成した後、下落(ウォン高方向へ進行)。およそ「1ドル=1,205ウォン」の天底圏を作り反転。「1ドル=1,210-1,211ウォン」でもんで13日は終幕となりました。
これで2020年03月の第2週が終わりました。ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」で見てみましょう。
上値が抑えられてはいますが、まだ安値トレンドが終わったとはいえません。次週、03月第3週目初日の03月16日(月)には、先の記事でもご紹介したとおり、韓国株式市場で「全銘柄の空売り禁止」が始まります。
韓国では株安・通貨安がペアです。もし株安が進行することになればウォン安も進行するでしょう。ただ、ここ数日の株安・通貨安の進行が非常に急でしたので、さすがにどこかで強い戻しが入ると思われます。
また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
(柏ケミカル@dcp)