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韓国の経常収支「+72億ドル」。でも「22%減少」です

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韓国メディアでは19カ月連続の経常収支黒字!みたいな報道が出ていますが、黒字じゃないと韓国は回りませんので、そこを喜んでいるようではいけません。

結果からいいますと、2020年11月は経常収支は「91億7,670万ドル」あったのですが、2021年11月は「71億5,610万ドル」でした。

つまり「22.0%減少しました。この前提のもとで以下をお読みください。

経常収支黒字には大きな貿易収支黒字が必要

2022年01月11日、『韓国銀行』から2021年11月の国際収支統計が公表されました。11月は以下のように締まりました。

2021年11月
貿易収支:59億5,140万ドル
サービス収支:-13億8,400万ドル
第1次所得収支:14億8,630万ドル
第2次所得収支:-1億4,320万ドル
経常収支(上記4つの合計):71億5,610万ドル

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年11月国際収支統計(暫定)」

2021年11月の経常収支は「71億5,610万ドル」の黒字です。

韓国にとって「良かった」でしょうが、当月の見どころは貿易収支(輸出 – 輸入)です。

通関ベースによる貿易収支でも毎月ご紹介していますが、韓国はこの貿易収支が十分に大きくないとお金が出て行くばかりになってしまいます(経常収支赤字)。

経常収支は「貿易収支」「サービス収支」「第1次所得収支」「第2次所得収支」の合計になりますが、韓国の場合、

・貿易収支:大きな黒字
・サービス収支:赤字
・第1次所得収支:小さな黒字
・第2次所得収支:小さな赤字

という構造になっているので、貿易収支の大きな黒字がどうしても必要なのです。

貿易のもうけを示す貿易収支は「輸出 – 輸入」なので、輸入金額が大きくなってくると、金額は縮小します。

月次の通関ベース統計をご紹介する際に何度も申し上げていますが、世界的な資源価格の高騰を受けて輸入金額は増加し、貿易のもうけが減少傾向になっています。

今回公表された国際収支統計でもその特徴が現われています。

輸入金額がついに537億ドルまできた

以下が11月の輸出入と貿易収支です。

2021年11月
輸出:596億5,470万ドル
輸入:537億3,300万ドル
貿易収支(輸出 – 輸入):59億5,140万ドル

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年11月国際収支統計(暫定)」

これだけでは分かりにくいので、2022年01~11月の輸出・輸入の金額の推移を見てみましょう。以下です。


↑貿易収支は「輸出 – 輸入」なので2つのラインの差が貿易収支になります。

ご覧のように、輸入はこれまで500億ドル未満で推移していたのですが、ついに500億ドルを超え、11月には「537億ドル」まできました。

輸出金額も確かに伸びていますが、輸出と輸入の差は縮小傾向です。問題はこれがどこまで詰まるかです。

また、通関ベース統計では2021年12月の貿易収支がついに赤字に転落しました。これが国際収支統計でどのように締までしょうか。

1カ月後をお楽しみに。

(吉田ハンチング@dcp)

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