車載用半導体不足がまだ続いており、韓国の自動車産業は生産台数の減少という厳しい事態に陥っています。それだけではなく販売台数も急減しているのです。
冒頭で結論を申し上げれば、2022年01月は2021年01月よりさらに販売台数、生産台数が減りました。
産業通商資源部が公開した以下のデータをご覧ください(2022年02月15日付け)。
2022年01月
生産台数:27万1,054台(-15.0%)販売台数:11万1,294台(-27.6%)
⇒国産車:9万3,963台(-27.4%)
⇒輸入車: 1万7,331台(-28.8%)輸出台数:17万9,709台(-6.3%)
輸出金額:40.9億ドル(-3.3%)自動車部品輸出:20.6億ドル(-2.8%)
※( )内は対前月比の増減
ご覧のように全ての数字が対前月比でマイナスです。
では、前年と比較してどうか? 対前年同月比の増減は以下です。
2022年01月の対前年同期比
生産台数:-13.7%販売台数:-19.2%
⇒国産車:-18.6%
⇒輸入車:-22.3%輸出台数:-6.4%
輸出金額:+2.3%自動車部品輸出:14.2%
とううわけで、韓国では生産台数・販売台数共に激しくマイナスです。
輸出台数が減っているのに輸出金額が伸びているのは、電気自動車、SUVなど単価の高いクルマが売れたからです。
韓国の自動車産業は弱体化を続けています。
(吉田ハンチング@dcp)