韓国では検察が文在寅大統領に結び付く可能性のある疑惑についての捜査を再開し、任期を1カ月強残してすでに身が危うくなってました。
文大統領自身についての疑惑もさることながら、韓国では、文大統領夫人、金正淑(ジョンスク)さんにも注目が集まっています。
奥さんにまつわる疑惑
この金さんはよく言えばアクティブで社交的な方。悪く言えば脇が甘く、浪費家です。
金さんが政府のお金を自身のファッションやアクセサリーの代金に流用していたのではないかという疑惑が持たれています。これについては韓国メディアでもかねてより指摘していました。
また、金さんの観光好きはつとに知られており、文大統領の外遊には必ずといっていいほどファーストレディーとして随行しています。文大統領は任期中に51回外遊を行いましたが、このうちなんと48回は金さんも一緒に出かけています。
↑「ウィーン美術史博物館」を訪問した金さん。青瓦台・大統領府が2021年06月14日公開した写真
夫婦仲良くて微笑ましいという意見もあるかもしれませんが、公務ですので異常といえます。文大統領が公務の一方、金さんはエジプト外遊の際はピラミッド見学、インド外遊の際はタージマハル見学など、明らかに観光を楽しんできたという節があるのです。
大統領府は隠蔽に走る!
青瓦台・大統領府が公開してきた写真を見ると、金さんが身に着けている衣装・アクセサリー・バッグは非常に麗しいもので、政府予算を流用して購入したものではないのかという疑惑が湧くのも無理はありません。
『韓国納税者協会』が「大統領府特殊活動費使用内訳などの情報」を公開するように請求したのですが、青瓦台・大統領府はこれを却下。
理由は「支出の内訳は国家安全保障と関連がある」というものでした。
ならばと、『韓国納税者協会』はソウル行政法院に提訴します。
2022年02月10日に出た一審判決は「公開は妥当」というものでした。
ところが03月02日、青瓦台・大統領府は一審判決を不服として控訴します。
これで金さんの衣装代疑惑は闇に葬られる可能性が高まりました。
というのは、第二審の判決が出る前に文大統領の任期が終わるからです。任期切れとなった政権の活動記録は大統領記録館に移管され、一般の目には触れなくなってしまうのです。
一般的な文書は15年後、機密性の高い文書は30年後にしか公開されません。というわけで、このままでは闇に葬られる可能性が高いのです。
計178着! ネット民が調査した
しかし、ネットの好奇心も負けてはいません。公開された写真を基に、金さんの衣装・アクセサリー・バッグについて調査を行っているのです。
これを報じた韓国メディアの記事から引用すると以下のようになります。
(前略)
26日までにオンラインコミュニティーでネチズンたちがメディア報道写真を通じて確認したところによると、金夫人がこれまで公開席上で着た服は、コート24着
ロングジャケット30着
ワンピース34着
ツーピース49着
バージスーツ27着
ブラウスワイシャツ14着など合計178着だ。
他にアクセサリーとしては、
韓服ノリゲ51個
スカーフ・マフラー33個
ネックレス29個
リング21個
ブローチ29個
ブレスレット19個
バッグ25個など
合計207個だった。これはネチズンたちがお互いに力を集めてまとめた内容だ。
最初のネチズンが金正淑女史の衣装関連資料を上げたことに他のネチズンらが内容を更新しているのだ。
最近まで資料を更新したネチズンは「(まだ)総まとめしたわけではない。あまりにも多くて整理するのが難しくて諦めた」と話した。
(後略)
というわけで、自費で全部出しているとはとても思えないほどほ物量です。
本件については「大統領府は、大統領夫人・金正淑さんの服の値段などの衣装費用の価格を国民にすぐに公開してください!」という大統領請願も出ています。
↑GoogleChromeの自動翻訳なので一部ヘンな日本語がありますがご寛恕ください。⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「大統領請願 大統領府は、大統領夫人・金正淑さんの服の値段などの衣装費用の価格を国民にすぐに公開してください!」
昔、フィリピンの第10代マルコス大統領の奥さん、イメルダ夫人が宮殿に残した3,000足の靴、6,000着のドレスが世界的な話題になりました。
このまま闇に葬られる可能性もありますが、文大統領の奥さんにもこのような疑惑があるのです。
(吉田ハンチング@dcp)