大手都市銀行の預金金利が「0.010%」という、銀行にお金を預けていても全く増えない状況となっています。ですが、日本では高齢者世代のみならず、若い世代でも銀行貯蓄率が上昇しています。
「これからは投資だ。それはモテるためにも必要なんだ!」と力強く語った漫画があります。
これは『モーニング』(講談社刊)2016年第47号、『インベスターZ』に登場したシーンです。この漫画の作者は三田紀房先生。高校生が、学内に秘密裏に設けられた投資部で「お金・投資について学んでいく」という内容です。
三田先生といえば、落ちこぼれ高校生を東京大学に合格させるためのノウハウを描いた『ドラゴン桜』の作者として知られています。三田先生は読者が難しいと思うゴールについて、どのようにすれば到達できるのか、そのノウハウばかり漫画にしているという「マニュアル漫画」の達人でもあります。
この号では、女性にモテないという高校教師に対してアドバイスをするという内容でした。今の女性は、バブル時代のような「キリギリス」よりも「アリ」のような安定した男性の方がモテるんだ! としています。
また、上記のとおり「運用男子がこれからのトレンド」と指摘しているのです。そして「女性には、投資と言ってはいけない。『運用』と言おう!」とも。理由は、投資と言うとリスキーと取られ、敬遠されるからです。
さらに、女性に対して自信を持てないという人は金を買うべきだ、と。確かにゴールドバーのずっしり感には得も言われぬ魅力があります。オレにはこれがあるんだ、と思うことは自信につながるかもしれません。
『インベスターZ』はなかなか興味深い漫画です。機会があればぜひご一読ください。
画像(C)三田紀房/講談社