韓国の国民株といわれる『サムスン電子』が大量の売りに見舞われています。
『韓国取引所』のデータによれば、2022年04月15日に『サムスン電子』株式の空売りの枚数が105万5,688株に達しました。金額にして703億8,536万ウォンです。
13日までは20万株前後の空売り枚数だったのですが、14日に「72万1,785株」を記録し、15日に100万株を超えたのです。これは03月07日以来のこと。
以下の直近チャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。
『サムスン電子』株式は明らかな下げトレンドで、ズンスン下がっており上昇が見えません。18日の終値は「6万6,700ウォン」です。
あまりの下げトレンドに個人投資家も空売りに走ったようで、大きく下落しました。
日足のママで、時間軸をコロナ禍での天底が入るまで引くと以下のようになります。
こういうときはフィボナッチの出番です。
コロナ禍天底からの上昇をひとつの上昇波として捉え、フィボナッチで見ると以下のようになります。
直近はちょうど上昇波に対して「50%戻し」のラインにかかっていることが分かります。止まるべきところで止まっているわけですが、下落トレンドが継続してこれが抜かれた場合……です。
次は「61.8%戻し」のラインになりますので「6万1,226ウォン」近辺まで下がっても不思議ではありません。
空売りの場合には、損切りラインの設定と買い戻し目標値まで我慢できるのかが最重要ポイントなわけですが、果たして投資家の皆さまの思いどおりにいきますがどうか……。
(吉田ハンチング@dcp)