韓国の法務部長官に韓東勳(ハン・ドンフン)さんが就いたことで、検察の動きが急になってきました。
例のブラックリスト疑惑の捜査で急展開です。
これは文前政権が発足時に好ましからざる人物のブラックリストを作って、これに掲載された人物を辞任に追い込んだと目される事件です。
産業通商資源部傘下の公共機関4社の機関長と『韓国電力』子会社4社の社長に辞表を提出せよと圧力をかけたと目されています。
文在寅大統領が掲げていた「脱原発」を推進するのに邪魔だったからです。
実は、同様の構造の疑惑ですでに当時の環境部長官の有罪が確定しています(文政権の長官で初の逮捕者)。産業通商資源部の方は検察捜査が留め置かれていたのですが、大統領選挙が終わった2022年03月25日、ソウル東部地検企業・労働犯罪専門部が産業通商資源部の原発部門に押収捜査に入りました。
そして、2022年05月19日、ソウル東部地検は、当時の産業通商資源部長官だった白雲揆(ペク・ウンギュ)さんの自宅マンションに押収捜査に入りました。
また、同日『韓国石油管理院』、『石炭公社』など産業通商資源部傘下の6機関、および白元長官の事務所も捜索しています。
これは「誰の指示でブラックリストを作り、パージを行ったのか」が重要な事件です。
もし青瓦台・大統領府からの指示であれば、芋づる式に文在寅前大統領までたどり着けるかもしれません。しかし、急がないと検察には時間がないのです。
時間との戦い。まるでドラマのようです。
(吉田ハンチング@dcp)