アメリカ合衆国のバイデン大統領が訪韓しており、韓国はドタバタしていますが、これだけはご紹介しておかないといけません。
↑バイデン大統領は2022年05月20日17:22頃にエアフォースワンで韓国の烏山空軍基地に到着。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領とバイデン大統領は、『サムスン電子』の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の案内で同社平沢半導体工場を訪れました。写真右で見切れているのが『サムスン電子』の総帥・李在鎔(イ・ジェヨン)副会長。
2022年05月20日、韓国の国会で韓悳洙(ハン・ドクス)さん(下掲写真)の国務総理(=首相)任命同意案の採決が行われ、賛成208、反対36で可決されました。
国務総理(=首相)候補に指名されてから47日もかかりました。尹錫悦(ユン・ソギョル)政権ができたのが2022年05月20日ですから、発足10日でやっと決まったのです。
先にご紹介したとおり、この韓悳洙(ハン・ドクス)さんはかつて盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で首相を務めたこともある人です。なので、左派政権の『共に民主党』が非難する筋はないはずなのですが、激しく抵抗しました。
完全に嫌がらせです。
この日、韓悳洙(ハン・ドクス)さんの首相任命に同意したことについて『共に民主党』は、「私たちが首相任命の同意案に賛成することにしたのは、韓悳洙(ハン・ドクス)候補がそれにふさわしい資格を備えているためではない。首相の席を長期間空けておけないという点、そして野党が新政権の足首つかんだり、邪魔する意思が全くないことをはっきりさせるためだ」と述べています。
潔い態度などではありません。選挙対策です。
先からご紹介しているとおり、「全国同時地方選挙」が06月01日に迫っています。
「検察から捜査権を剥奪する法案」を強行採決したこと、また『共に民主党』議員のスキャンダルによって自党の支持率が下落しているのを認識しているのです。
これ以上韓悳洙(ハン・ドクス)さんの国務総理任命を妨害すると好感度が下がり、選挙に影響すると判断したに過ぎません。
ともあれ、なんとか新政権の国務総理が決まりました。
(吉田ハンチング@dcp)