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韓国政府「経済戦争の大長征が始まる!」長官が悲壮な決意を語る「私が先頭に立つ!」

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2022年06月14~15日は、『FOMC』(Federal Open Market Committeeの略:連邦公開市場委員会)です。市場ではすでに0.75%(=75bp:ジャイアントステップ)の政策金利上昇に踏み切るのではないかという予想を織り込み始めた模様。

実際にそうなると、1994年以来のこと。

『FOMC』の決定が公表されるのは、スケジュールでは15日14:00(日本時間では16日の03:00)。

ご案内のとおり、韓国のウォンも「1ドル=1,300ウォン」を突破するかも……という時点で逡巡しているプライスアクションとなっています。

韓国の企画財政部は、『FOMC』の公表を待って会議を行うというプレスリリースを出しています。

が、企画財政部は、方基善(パン・ギソン)第1次官主催のTF(タスクフォース)緊急会議の後に、秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官直々に「緊急幹部会」を開催。

かなり悲壮感漂う檄を飛ばしています。

以下がプレスリリースですが、注目ポイントを和訳します。

今日急いで皆さんに集まっていただいたのは、ご存知のように対内外の不確実性が拡大し、経済状況がさらに緊急になっているからです。

□世界中が物価急上昇を経験中であり、合衆国などの高強度の緊縮政策が続くと予告されています。

□私たちの国も例外ではありません。

○対外発のインフレ要因で国内物価の不安が加重されており、合衆国の大幅な金利引き上げが予想され、国内外金融・外国為替市場不安も拡大する様相であす。

ひと言でいえば複合危機が始まっており、さらに深刻なのはこのような状況がしばらく落ち着かずに続くという展望が優勢だという点です。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「緊急幹部会の開催」

冒頭からこれです。

秋長官は「複合的な経済危機がすでに始まっている」と述べています。

この後、あらゆる方策で国民の苦痛を軽減するように(企画財政部の)皆さんに頑張ってほしいと訓示を出して……次をご覧ください。

(前略)
今週木曜日06月16日、新政府の経済政策方向が発表される予定です。

ㅇ企画財政部全職員が関連経済省と合意して作った政策です。作業過程に苦労した職員の労苦に感謝します。

-対策が発表された後に執行できるように、あらかじめ具体的な実施方案の用意に着手して、できるだけ早い時間内に成果が出てくるよう準備をしましょう。

□今から複合経済危機状況を打ち破り、再び跳躍する経済とするための経済戦争の大長征が始まります。

この戦いは1~2カ月で終わりません。相当期間続くと予想されるので、緊張のひもを解かず、一緒にこの戦争で必ず勝利できるよう企画財政部全職員の情熱と知恵を集めてください。

ㅇ国民が私たちを見ています。経済は結局心理といわれるが、政府が企業・国民と一緒に最大の努力をすることで不安心理拡散を早期に遮断しなければなりません。

□一緒に力を合わせて複合経済危機との戦争に必ず勝ちましょう!

私が先頭に立ちます!
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「緊急幹部会の開催」

悲壮感が漂っています。とうとう秋長官も「ワシが討って出る」みたいになってきました。

『FOMC』の公表を受けて、韓国の企画財政部がどのような「新政府の経済政策方向」を発表するのか大いに期待いたしましょう。

このようなプレスリリースを出すのは国民へのアピールという面もあるのかもしれませんが、Topの長官が私が先頭に立つと宣言するのは悪いことではありません。

先の文在寅前大統領のように「都合が悪くなると部下に矢面に立たせる」というのでなければ、ですが。

新しい秋長官には、ぜひ責任も取るTopであるということも見せていただきたいですね。

(柏ケミカル@dcp)

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