韓国『LG』営業利益が激減!「-73%」の現実

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韓国企業の2022年第2四半期の業績が公表され始めました。

資源価格の急騰、中間財・資本財の価格も上がっており、これがどの程度の影響を与えているのが気になるところです。

2022年07月07日、韓国最大手企業グループの一つ、『LGグループ』のうち『LG電子』』『LGエネルギーソリューション』の業績が公示されましたので、確認してみます。

まず『LG電子』です。以下をご覧ください。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。

2022年第2四半期
総売上:19兆4720億ウォン-7.1%
営業利益:7,917億ウォン-59.3%

()内は対前期比の増減

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

黒字ですが、ご注目いただきたいのは()内の対前期比の増減です。総売上は「-7.1%」ですが、営業利益は「-59.3%」。約6割も利益が減っています。

次に『LGエネルギーソリューション』です。

『LGエネルギーソリューション』は、『LG化学』の二次電池の開発・製造を担当する事業部門が完全子会社として独立した会社です。

文在寅前大統領も「K-バッテリー」の主力企業として大きな期待を寄せていました。

2022年第2四半期
総売上:5兆706億ウォン+16.8%
営業利益:1,956億ウォン-24.4%

()内は対前期比の増減

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

こちらも注目は対前期比の増減です。総売上は「+16.8%」と伸びているのに、営業利益は「-24.4%」です。

特に『LGエネルギーソリューション』の場合には、営業利益は対前年同期比で比較すると「-73.0%」の減少になります。

2021年第2四半期の営業利益は「7,243億ウォン」もあったのに、2022年同期は「1,956億ウォン」しかあげられませんでした。

実は、この営業利益の減少傾向は、韓国の屋台骨を支える『サムスン電子』にも現れています。

以下が『サムスン電子』の2022年第2四半期の業績公示です。

2022年第2四半期
総売上:77兆ウォン-1.00%
営業利益:14兆ウォン-0.85%

()内は対前期比の増減

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

さすがに『サムスン電子』だけあって、売上も77兆と巨大です。しかし、同様に、総売上「-1.00%」、営業利益「-0.85%」と対前期で減少しているのです。

つまり、2022年の第2四半期の業績は第1四半期に比べてブレーキがかかったというわけです。韓国最大手のグループでもこのような結果ですから、全体で総計するとかなりの利益を減じていると見なければなりません。

残念なことに、すでに始まっている第3四半期も先行きがよいとは予測されていないのです。韓国企業は利益を出し続けることができるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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