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【韓国の外貨準備】米国債をさらに「37億ドル」売却。ウォン安阻止で溶けたのか

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2022年07月18日、アメリカ合衆国財務省から2022年05月時点での合衆国公債の主要ホルダーとその金額のデータが公表されましたので、韓国の保有金額を確認してみます。

⇒データ出典:『アメリカ合衆国 財務省』「MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES」

韓国の合衆国公債の保有額は、05月時点で1,141億ドルです。04月時点では1,178億ドルでしたので、37億ドル減少しました。37億ドル分の合衆国公債を売却したわけです。

先に『韓国銀行』が公表した2022年05月時点での外貨準備高は以下のようになっていました。

2022年05月
外貨準備高:4,477億ドル(約59兆3,919億円)
(前月比:-16億ドル)

<<内訳>>
⇒Securities 4,015億ドル(約53兆2,630億円)
(証券類)
前月比:-73億ドル

⇒Deposits 219億ドル(約2兆9,053億円)
(預金)
前月比:+56億ドル

SDRs、IMFリザーブポジション、金は省略します。円換算は2022年06月07日「1ドル=132.66円」のレートで算出したもの

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「Korea’s Official Foreign Reserves」

『韓国銀行』の公表した05月時点の外貨準備によれば、Securities(証券類)は「-73億ドル」となっています。

今回の合衆国財務相の公表によれば、このうち37億ドルは合衆国公債だっことになります。つまり、合衆国公債以外の謎のSecurities(証券類)を36億ドル分売却したことになります。

で、現金たるDeposits(預金)は「56億ドル」増加しています。73億ドル分のSecurities(証券類)を売却したにもかかわらず、現金は56億ドルしか増えていません。

17億ドルが合いません。

一つの説明は「通貨防衛で溶かした」です。『韓国銀行』は上掲の05月の外貨準備高を公表した際に「為替介入を行った」と明言していますので。

(吉田ハンチング@dcp)

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