輸出一本で食べている韓国の貿易赤字(通関ベース)が続いており、韓国経済を傾ける端緒になり得るので、非常に懸念されています。
これをなんとかしないといけないのですが、特に注目されるのは、これまで利益を積み上げてきた対中国貿易で赤字化が見られる点です。
2022年07月22日、韓国の企画財政部が「第3次緊急経済次官会」が開催されましたが、この中にも対中国貿易の先行きを心配している様子が現れています。
以下の企画財政部のプレスリリースをご覧ください。
➊対中国の輸出動向とリスクチェック
➋分野別物価対応課題
(1)油流税引き下げ関連精油社・給油社点検結果および今後計画(産業部)
(2)中秋に対する農産物価格安定推進策(農食品部)
(3)主要建設資材価格動向と対応方向(国土部)➌『大宇造船海洋』ストライキ動向の点検と対応(雇用部、タイトルのみ公開、書面)
⇒参照・引用元:『中国 企画財政部』公式サイト「第3次緊急経済次官会の開催」
上掲のとおり、真っ先に挙がっているのが「対中国輸出」対策についてです。韓国経済の屋台骨を揺るがす可能性があるからです。
詳細は以下の記事でご紹介しましたが、2022年上半期時点での対中国貿易黒字はわずか「+41.8億ドル」に過ぎません。
2021年通期での対中国黒字は「+242.8億ドル」でしたので、このまま推移すると2022年の対中国での貿易のもうけは「159.2億ドルも減少する」ことになるのです。
「65.6%」の減少です。
経済的にボンクラであった前文政権と比較して、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は有能ではありますが、ボンクラがやったことの後始末、また経済的に危なくなってきた状況に対するパッチワークに追われています。危ない状況なので、とにかく目先の火事から鎮火していくしかないのです。
(吉田ハンチング@dcp)