韓国は尋常ではないインフレに襲われています。予定どおりまだ物価上昇は止まっていません。
2022年08月02日、韓国の企画財政部から「07月の消費者物価動向」が公表されました。
◇7月消費者物価は前年同月比6.3%上昇(前月比0.5%上昇)
コアコア物価指数(農産物・石油類を除く)は前年同月比4.5%上昇(前月比0.1%上昇)ㅇ生活物価指数は前年同月比7.9%上昇、生鮮食品指数は前年同月比13.0%上昇
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「07月の消費者物価動向」
いつもとフォーマットは違いますが、消費者物価指数は対前年同期比で6.3%に達しました。
先にご紹介したとおり、『韓国銀行』は5%台後半で推移するといっていたのですが、予想を超えています。最も体感物価に近いといわれる生活物価指数は7.9%の上昇。
シャレにならない上昇となっています。
当月の6.3%上昇は、アジア通貨危機に見舞われた1998年11月の「6.8%」以来の水準です。
公共料金が値上げされたため、電気・ガス・水道代金は「15.7%」の上昇(前月は9.6%上昇)。
農畜産水産物:7.1%上昇
石油類:35.1%上昇
外食:8.4%上昇
石油類:35.1%上昇
外食:8.4%上昇
石油類は「35.1%」も上がっていますが、これでも前月の「39.6%」よりはマシです。石油類の上昇は峠を越えたかもしれません。
『韓国銀行』が先に基準金利を0.5%(=50bp)上げましたが、これがどのくらい効くかです。次月も消費者物価指数の上昇が止まっていなければ、さらなる利上げを行う必要があります。
『韓国銀行』の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、以降の利上げは0.25%(=25bp)ずつが望ましいと述べています。それで済むのかどうかはまだ分かりません。アメリカ合衆国次第なところもありますので。
(吉田ハンチング@dcp)