韓国は本当に自由主義陣営の国家なのか?という疑問があります。
韓国には本当に自由民主主義が根付いていて、それを守る気概があるのかは常に疑問です。特に現在、アメリカ合衆国と中国の対立が深化しており、米中間をフラフラとしています。
合衆国、中国のどちらからも「こいつは彼岸に行ってしまいそう」と見られています。
韓国メディア『朝鮮日報』に非常に興味深い記事が出ています。
「韓国は西側の国なのか」というタイトルの特派員リポートです。
記事から一部を以下に引用してみます。この特派員の方は「韓国は本当に西側の国なのか?」と実際に聞かれたことがあるようです。
数日前、「韓国はなぜ西側の国家なのか」という読者の質問を受け、この国のアイデンティティについてもう一度考えることになった。
(中略)
今日、西側は地理的概念ではない。
西欧の価値観と利益を共有し、その体制に属することを意味する。過去には共産国家が、今は権威主義独裁国たちがその対極にある。
このような点で韓国は確かな西側国家だ。
20世紀以降、政治・経済・文化すべての面で西側世界の枠組みの中で成長した。
国体は市場資本主義・自由民主主義・三権分立など西欧的価値に基づいている。
合衆国と西側諸国が70年余り前、自国民15万人を犠牲にして守ってきた国であり、それらの国々と交流・協力を通じて世界10大経済強国に成長した。今は西側を代表する主要8カ国(G8)候補にまで取り上げられる。
だが、国民はもちろん政治家たちも「韓国は西側の国家」という命題の前に疑心を持っている。
さらに、これらのアイデンティティを曖昧にすることが「国益」に叶うと考える人もいる。
「安保は米国に、経済は中国に」というふうにグレイゾーンで実利を取るという小賢しい論理がまるで賢明な知恵であるかのように受け入れられる。
このような思考方式が広がっているので、同盟国の議会代表を門前払いして「国益のための選択」といった話が出てくる。
なんら所信を持たず、信頼をなくすような行動を国益だと言ってはばからない行動に慣れているのだ。
韓国の対外政策が他の西側国家や同盟国を追従しなければならないという話ではない。自分の立場が明確でなければ自主的外交などできない、ということだ。
頻繁に言い訳をする行動を繰り返すと、国際社会の信頼を失うだけである。
そんな国の国益判断は、国家権力を掌握した特定勢力の利益であるだけという認識を与える。
多くの欧州の対外政策当局者が韓国の対北朝鮮・中国・日本政策を巡ってそのような疑心を抱いている。「韓国の本当の中身は何か」と尋ねる人も見た。
(中略)
コウモリの寓話のように曖昧な自己アイデンティティに陥り、愉悦している間に両側から捨てられるようになる。国際社会も例外ではない。
⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「【特派員レポート】 韓国、西側国家だろうか」
「安保は米国に、経済は中国に」というふうにグレイゾーンで実利を取るという小賢しい論理がまるで賢明な知恵であるかのように受け入れられる――は、なかなかの名調子です。
最後の「コウモリ」うんぬんは、「なんだ自分で分かってるんじゃないか」という指摘です。
まさに韓国はコウモリのように、合衆国と中国の両方からうとんじられ、軽視される事態になっています。
何度もいいますが、韓国に必要なのは覚悟です。それができないうちは、少なくとも合衆国、また日本から「こちら側」、すなわち自由主義陣営国側であるとは思われないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)