大統領選挙で尹錫悦(ユン・ソギョル)さんに破れた李在明(イ・ジェミョン)さんと野党に転落した韓国『共に民主党』。
現在党勢立て直しのため、党首選挙を行っているのですが、李在明(イ・ジェミョン)さん(上掲写真)がぶっちぎりで党首に選ばれそうな勢いです。
しかし、李在明(イ・ジェミョン)さんは「疑惑の総合商社」(by辻元清美)のような人で、恐らく日本ではとても国会議員になどなれません。
また、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が全力で前文在寅政権に関わる疑惑を調査していますので、李在明(イ・ジェミョン)議員はいつ起訴されるのか分かったものではありません。
ひたひたと迫る捜査の包囲網について李在明(イ・ジェミョン)さん、また『共に民主党』が感じていないわけがないのです。
李在明保護のための防弾板を用意しようとした!
その危機感を反映するかのように『共に民主党』の非常対策委員会では、党首選挙に合わせて、まるで李在明(イ・ジェミョン)さんを保護するかのような党則の変更案が出ました。
具体的には『共に民主党』党則の第80条の第1項です。これは不正や関連法違反の疑いで起訴された場合、当職者の職務を停止するという規定です。
これを、起訴時スグに職務を停止するのではなく、下級審で(つまり第一審で)有罪判決となったらに変更しようという案が出ていたのです。
端から見ている分には、「起訴されるのが前提なのか」と呆れるような話です。また、党首に選ばれそうな李在明(イ・ジェミョン)さんを想定してのこととしか受け取れません。
これが「李在明防弾」のための変更と韓国メディアが評した理由です。
しかし、『共に民主党』非常対策委員会は大真面目に本件を議論し、結局この変更はなかったことになりました。
非常に体裁の悪い変更だったので、とりあえずは良かったのですが、「起訴が政治的弾圧であると不当性を審議する」主体を定めた党則第80条の第3項は変更となりました。
「倫理審査員」から「当務委員会」が行うとしたのです。要は委員会の判断で「その起訴が政治的な弾圧かどうか」を決められるようにしたのです。
どれだけ起訴を恐れているか、また起訴されてもスグに「不当な政治的弾圧だ」と言いたいのかが分かります。
「李在明防弾」がくじけたのは、「李在明と心中するのはごめんだ」という意図が働いたためとも考えられます。
李在明(イ・ジェミョン)さんはそもそも一匹狼的な人物で、遺恨があって文在寅さんとも仲が悪いのです。ですから、親文派はそこまで李在明(イ・ジェミョン)さんに肩入れはしたくないのです。現在の尹政権が捜査に動いているとなれば、なおこと。
李在明(イ・ジェミョン)さんが『共に民主党』の党首になるのは、ほぼ確定の未来ですが、起訴される可能性は高まっています。
李在明(イ・ジェミョン)さんが起訴されたとき、『共に民主党』がどのように対処するのかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)