韓国では、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が前文在寅政権の捜査を加速させています。
2022年08月19日には、大統領記録館に二度も検察が捜査に踏み込み、文在寅前大統領につながるだろう事案を執拗に追っています。
すでに文在寅大統領の側近を務めた人物が次々と捜査対象となっており、野党に転落した『共に民主党』から泣きが入りました。
2022年08月22日、検察の捜査について『共に民主党』の非常対策委員長を務める禹相虎(ウ・サンホ)さんが次のように発言したのです。
「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領も生きている権力を捜査して人気が上がったではないか」
「尹錫悦(ユン・ソギョル)政府の検察も生きている権力を捜査する伝統を続けてほしい」
前文在寅政権の捜査をするのではなく、現権力の捜査をしろと言ったのです。明らかに「やめてくれ」という「泣き」です。
また、韓国メディア『朝鮮日報』によれば、以下のようにも述べています。記事から禹相虎(ウ・サンホ)委員長の発言を以下に引いてみます。
(前略)
禹相虎(ウ・サンホ)委員長は「大統領記録物を押収捜索する姿を見ると、結局その刃の先が狙っているのは文在寅前大統領ということだ」とし「前政権相手の政治報復捜査は必ず国民的反発を呼び起こすという点で全く無謀な捜査」とした。
(後略)
このように『共に民主党』の皆さんも、最終ターゲットが文在寅前大統領であることは分かっています(笑)。禹相虎(ウ・サンホ)委員長は「政治報復捜査は必ず国民的反発を呼び起こす」などと言っていますが、これは認識違いです。
なぜなら、そもそも『共に民主党』が大統領選挙に破れたのは、文在寅政権の政治が間違っており、あいつを、そして『共に民主党』を倒してくれという人が多かったからです。
大統領選挙の結果からいって、文在寅前大統領や文在寅政権での高官が拘禁されたら、喝采を叫ぶ人、溜飲を下げる人の方が多いはずなのです。
もちろん左派な人たちから反発は起こるでしょうが、それより多い人が喝采を叫ぶなら仕方がないことでしょう。これこそ韓国の多数決、民主主義というわけです。
今、韓国では「韓国ドラマ」などよりずっと面白い「生きた人間のドラマ」が展開されています。この結末は果たしてどうなるでしょうか。
乞うご期待です。
(吉田ハンチング@dcp)