韓国大統領室の完全敗北が決定です。
2022年09月15日、「日韓首脳会談が開催される」と公表してしまった大統領室でしたが、韓国外交部の報道官はブリーフィングにおいて、「国連総会をきっかけとした日韓首脳会談は現在両国で調整中で、まだ決まっていません」と明言しました。
記者からは「大統領室が先走ったのか」と厳しい質問が飛びましたが、「具体的なコメントはできない」と逃げています。
林外相のNY記者会見の詳細
2022年09月19日に開催された日韓外相会談について、日本の外務省からは「林芳正外務省の記者会見の内容」というプレスリリースが出ました。
以下に、韓国外交部の朴振(パク・ジン)長官との会談についての部分を以下に引用します。
最初に林外相自身が会談について語り、次に質疑応答に入っています。
(前略)
韓国の朴振(パク・チン)外交部長官とは、午後4時から約55分間、3か月連続となる日韓外相会談を行いました。パク長官との間で、現下の戦略環境において、日韓そして日米韓、この協力を推進していく重要性について改めて一致をいたしました。また、北朝鮮への対応における更なる連携で一致し、パク長官から拉致問題について改めて支持を得ました。
旧朝鮮半島出身労働者問題につきまして、パク長官より、韓国側の立場について説明があり、これに対し、私より、日本側の一貫した立場を伝えました。
その上で、パク長官との間で、外交当局間で行われている建設的なやりとりを評価しつつ、日韓関係を健全な関係に戻すべく、問題の早期解決に向けて、両国間の協議のやりとりを継続していくことといたしました。
皆様ご承知のとおり、諸般の事情が許せば、明日の昼前に総理が到着をされまして、夕刻には一般討論演説が行われることになっております。
国際社会が未曾有の困難に直面する中で、このハイレベルウィークの機会に出来る限り多くの国々の皆様との意見交換を行って、来年日本がG7の議長国を務め、また安保理非常任理国入りをすることを念頭に、日本外交のプレゼンスを高めるべく努力をしていきたいと考えております。
私からは以上です。
質疑応答
【記者】私から2点お願いします。先ほど大臣が冒頭におっしゃいました徴用工問題の関係なんですけれども、韓国のユン・ソンヨル政権で検討している解決策に関して何か前向きな発言はあったのでしょうか。
また、日韓の首脳会談についてですね、会談の中ではどのような発言があったのでしょうか。
【林外務大臣】はい、パク長官からは、旧朝鮮半島出身労働者問題に関する韓国側の立場についてご説明がありまして、これに対して私から、日本側の一貫した立場を伝えたところであります。
その上で両外相はですね、外交当局間で行われている建設的なやり取り、これを評価しつつ、日韓関係を健全な関係に戻すべく問題の早期解決に向けてですね、両国間の協議を継続していくことといたしました。
これ以上の詳細については、先方の発言を含めて外交上のやり取りでありますので差し控えたいと思います。また、首脳会談等についてですが、日韓首脳間の接点については、何ら決まったことはございません。
(中略)
【記者】日韓会談の冒頭で肘タッチをされましたけれども、会談の雰囲気自体はどんな感じだったのでしょうか。
【林外務大臣】そうですね、パク長官とは先ほど申し上げましたように、3か月連続で外相会談を行っております。
日韓、日米韓協力、これを推進していく重要性ということで一致をしております。それから私とパク長官との間で、当局間で行われている建設的なやり取りをしたということもございます。
色々な意味で難しい課題を抱えた両国間ですけれども、両国間でしっかりとこれを解決して行こうというところについてですね、会談が行われていることについては、先ほど申し上げましたように、この3か月連続で行われている事も含めて、また、外交当局間でのやり取り、これが建設的であるという評価も含めてですね、そういう雰囲気の中で会談が行われているということでございます。
(後略)⇒参照・引用元:『日本国 外務省』公式サイト「林外務大臣臨時会見記録」
まず、朴振(パク・ジン)長官が何を言ったのか、その詳細は明かせないものの「日本側の一貫した立場を伝えた」としています。
つまり、「日本の一貫した立場」を崩すようなものではなかったということになります。つまり、門前払いです。
また、韓国大統領室が「開催されると決定した」と公表してしまった「日韓首脳会談」については、「日韓首脳間の接点については、何ら決まったことはございません」と明言しました。
日韓首脳は「立ち話」級の会談を行うことになりそうです。
(吉田ハンチング@dcp)