【全文】韓国「ワンコを手放す文在寅の言い分」。器が小さい上に政争の具なのか

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2022年11月10日、韓国の文在寅前大統領は、北朝鮮・金正恩総書記から贈られた「豊山犬(プンサンゲ)」を国家に返却する件で以下のような長い書き込みをFacebookに行いました。

以下が全文和訳です。

1. 退任を控えて大統領記録物を移管することになったとき、大統領府、行政安全部、大統領記録官は苦労しました。ペットが大統領記録物に移管されるという問題が生じ、大統領記録館はペットを管理できる人的・物的システムを保有していなかったからです。

苦心の核心は、ペットに適切な管理方法が何なのかということでした。

過去、金大中大統領がプレゼントされた豊山犬が時間が経過した後、ソウル大公園に任せられたことについて、ペットにとって適切だったのかという批判があったため、そのような方式の管理は適切ではないという意見になりました。

こうして3機関が協議した末に、豊山犬を養育してきた退任する大統領が、退任後も大統領記録官から管理を委託されて養育を継続することにし、次の政府で早い時期に大統領記録物法施行令を改正して大統領記録物を国家機関がではなく、第三者に管理委託できる明示的な根拠規定を設けることにしました。

まず、管理を委託した後、事後に根拠規定を備えるという処理できたのは、尹錫悦(ユン・ソギョル)当選者が、ペットを育てた人が育ち続けることが望ましいという意見を公開してくれたおかげでした。

私としては、別に犬二匹と猫一匹のペットを養育していたので、豊山犬三匹の養育をさらに担うというのは、支援があっても負担でしたが、これまで育ててきた情のために、余裕があるうちは頑張ってみようと思うことにしました。

2. 現政府はそれに伴い去る06月施行令改正案を立法予告しましたが、結局改正が霧散し、退任6カ月が過ぎた今までその状態が続いています。

明示的な根拠規定の不在が、しばらくではなく長期間続くにつれて、大統領記録物である豊山犬三匹を前大統領が保有していることは大統領記録物法に違反するという議論が生じるものであり、そのような状態が長くなるほど論議が大きくなります。

今の監査院なら、いつか大統領記録館を監査するなどと出かねません。

解決策は簡単です。管理委託をしないこととし、豊山犬を元の位置に戻して現政府の責任で適切な管理方法を講じればよいのです。

さて、そうすると言ったところ、某日刊紙の不審な報道をはじめ、あっという間に問題が煩雑になってしまいました。

なぜ私たちは政治の領域に入るだけで、このように小さな問題すらきれいに処理できず、汚れ物の争いを作ってしまうのか、この難しい時期にそのようにして何を得ようとするのか、驚くべきことです。

3. 飼育代について言う人がいますが、これまで養育に費やされた人件費と治療費を含む全ての費用を退任した大統領が負担してきたという事実を知っているのかでしょうか。

豊山犬を梁山市に連れてくる費用と大統領記録官が指定した場所まで連れていく費用まで全て負担しました。

過去6カ月間、大統領記録物であるペットを無償で養育して愛を注いでくれたことにむしろ感謝しなければなりません。

「養子縁組とその破棄だ」と語る人もいます。養子縁組こそ初めに私が一番望んでいた方法です。ペットの同伴者が名実共に所有者になって責任を負うことになるのだから。

ところが現行法上、大統領記録物を大統領記録物から解除して所有権を渡すことは不可能と判断されました。

今でも私が養子縁組できるなら大歓迎であることを明らかにしておきます。

4. もうやめましょう。
私が養子にできないのであれば、現政府が責任を負い、ペットのようによく養育管理すればいいのです。また、ペットが大統領記録物になることがあるので、あらかじめ施行令を整備しておいてください。

⇒参照・引用元:『Facebook』「文在寅」公式サイト

驚くのは、「私としては、別に犬二匹と猫一匹のペットを養育していたので、豊山犬三匹の養育をさらに担うというのは、支援があっても負担でした」と最初から乗り気ではなかったと述べている点です。

あれだけ追い求めた金正恩総書記から贈られたものなのに、と思わざるを得ません。

また「器が小さいなぁ」と思わされるのは、引退した自分の私邸へ連れて行く費用、私邸から大統領記録館まで連れて行く費用も全部自分で出したなどと書いている点です。

ご注目いただきたいのは、法整備が行われなかったので、文在寅さんがイヌを飼育していることが「法に背いている状態」で、これを監査院が調査に出るのではないかと述べていることです。

つまり、このイヌの飼育によって監査院の調査対象となることを予測し、疑心暗鬼となっているわけです。韓国の元大統領というのは、ここまで政治的に気を配らねば身の安全が保証できないのでしょうか。

かわいそうなのはイヌたちです。『朝鮮日報(日本語版)』に獣医師が「オスの体調がよろしくないのではないか」と言っているという記事が出ています。

手放すことなく、ずっとかわいがってくれる人の下で幸せに暮らしてほしいものです。

(吉田ハンチング@dcp)

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