アメリカ合衆国の株価下落を受けて、08月05日(月)の株式市場は日本、韓国、中国ともに大きな下落に見舞われました。日本の日経平均は「-1.74%」、韓国のKOSPIは「-2.56%」、中国のCSI300は「-1.91%」、香港のハンセン指数は「-2.85%」とどの市場も大きく崩れました。
しかし、08月05日に最も注目されたのは、韓国の中小企業・新興企業が上場している「KOSDAQ(コスダック)」です。以下はKOSDAQの日足チャート(ローソク足1本が1日値動きを表します)ですが、右端に表示されている緑色のローソク足が08月05日のものです(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
非常に長いローソク足であることがお分かりいただけるでしょう。始値614.69から終値569.79まで下落しました。下落率はなんと約7.4%になります。5%を超えたら暴落と呼んでもよいという話がありますので、これは正真正銘の「暴落」です。
韓国KOSDAQ市場にとっては本日08月05日は文字どおりのブラックマンデーとなりました。
しかも本日はKOSDAQ市場において「サイドカー」が発動されました。サイドカーとは、市場においてあまりにも価格変動が大きい場合、いったん売買を止める(売買プログラムを5分間停止する)、という措置のことです。サイドカーは6%以上の急騰、急落があると発動されます。
6%下落に達したのは上掲のチャート(これは1分足チャートです)のように14時15分過ぎのようです。サイドカー明けにはいったん戻しますが、また下落に転じ、結局は7%超の下落となったわけです。
日韓対立が進行しており企業の業績が良くなりそうもないので、KOSDAQ指数を回復するのはかなり難しいのではないでしょうか。日本の株式市場もまぁヒドいのでよその国を心配している場合ではないのですが。
(柏ケミカル@dcp)