韓国『共に民主党』の党首・李在明(イ・ジェミョン)国会議員が逮捕されそうな勢いになっており、左派・進歩系のシンパの「検察への反発」が強まっています。
競い合うように李在明に斬り込む検察
検察は、李在明(イ・ジェミョン)さんに対して2023年01月27日に再び出頭するよう要請しました。去る10日に行われれた12時間の取り調べに続いて2回目です。
今度は、大庄洞(テジャンドン)疑惑の捜査を行っているソウル中央地検反腐敗捜査1・3部です。いよいよ本命の案件といえます。背任、腐敗防止法・利害衝突防止法違反などの疑いです。
検察の各チームは李在明(イ・ジェミョン)さんの疑惑に対して競い合うように斬り込んでいます。
左派・進歩系シンパが李在明を無理な擁護
『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)シンパからは「出頭を拒否しなければならない」「野党弾圧」「司法殺人」などと激しい反発の声が上がり、李在明(イ・ジェミョン)さん自身も「国民の生活を守るために与野党が超党的に力を集めようという提案に対して、この政権はひたすら野党弾圧で対抗している」と尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を批判しています。
しかし、これはおかしな言説です。
「国民経済を好転させるために超党派で協力すること」と「李在明(イ・ジェミョン)さん個人の疑惑」は全くの別件でしょう。そもそも論として、個人的な疑惑を検察が捜査していることが、なぜ野党弾圧になるのでしょうか。
「疑惑の総合商社」ともいうべき人物を党首に選択して自らリスクを背負い込んだのは、『共に民主党』の議員であって、まさに身から出た錆です。
大庄洞(テジャンドン)疑惑のキーマン、金万培(キム・マンベ)さんから幹部社員がお金を受け取っていた左派メディア『ハンギョレ』は記事内で以下のように書いています。
(前略)
『共に民主党』は、李在明(イ・ジェミョン)代表側との事前調整なしで検察が出頭日程を一方的に公開した上、韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官が直接世論戦に出たと、これまで以上に激昂した状態だ。韓長官は去る16日、「弁護士費代納疑惑」捜査を受けているキム・ソンテ元『SBW』(サンバンウル)グループ会長が「李代表に会ったことがない」としたことに対して「関連者に送った言葉で示し合わせるためのサインだ」と話したことがある。
(後略)
李在明(イ・ジェミョン)さんの「弁護士費用代納」疑惑についての証言が期待されているキム・ソンテさんがタイで(不法滞在で)捕まり、韓国に移送されて2023年01月17日到着しました。キムさんは「李在明(イ・ジェミョン)には会ったことがない」と話しています。
「韓国の若大将」こと韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官が「これは関係者へのサインだ」と述べたのです。
つまり、「オレは李在明(イ・ジェミョン)に会ったことがないという線でいくので、皆さんよろしく」という合図を送っている――という指摘です。
韓東勳(ハン・ドンフン)長官の指摘が「考えすぎ」なのか「至当」なのかは分かりません。これからの捜査で何が出るのか要注目です。
ちなみに、幹部が金万培(キム・マンベ)さんから合わせて9億ウォン受け取っていたことが発覚した左派メディア『ハンギョレ』では、代表取締役と編集局長が辞任しました(以下が記事のスクリーンショット)。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
李在明(イ・ジェミョン)さんの個人的な疑惑、これに対する捜査は「保守 vs 左派・進歩系」の対決を激化させています。どちらも生存がかかっているので必死です。
(吉田ハンチング@dcp)