韓国の家電メーカーの雄『LG電子』の決算が公表されました。結論からいえば、『LG電子』も第4四半期は純利益が赤字転落しました。
以下です。
2022年第4四半期
総売上:21兆8,575億ウォン(5.2%)
営業利益:693億ウォン(-90.7%)
当期純利益:-2,124億ウォン(赤字転落)2022年通期
総売上: 83兆4,673億ウォン(12.9%)
営業利益:3兆5,510億ウォン(-12.5%)
当期純利益:1兆8,631億ウォン(31.7%)※( )内は対前年同期比の増減
家電メーカーが第4四半期に苦境に陥ったのは、Money1でもご紹介したとおりですが、苦境ぶりをそのまま証明するような業績となりました。
営業利益は対前年同期比で「90.7%減少」。約91%の営業利益が蒸発したのです。
これによって当期純利益は「-2,124億ウォン」と赤字に転落しました。
通期では、営業利益(-12.5%)、当期純利益(+31.7%)とも黒字で締まりましたが、これは第3四半期までの積み上げがあったればこそのセーフ。逆にいえば、いかに第4四半期に業績が傾いたのかを証明しています。
問題は2023年第1四半期の業績がどうなるか、です。残念なことに家電産業の業績が回復してきたという話は聞こえてきません。
(吉田ハンチング@dcp)