韓国の若大将こと、韓東勳(ハン・ドンフン)法務部長官は「やる男」です。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の秘蔵っ子で、非常に有能な検察官あがりですが、有言実行で政治的な価値も高まっており、早くも与党『国民の力』の党首に推す声が上がっています。
(本人がやりたがらないかもしれませんが)次期大統領も狙える逸材です。
法務部長官として辣腕を奮っていますが、その韓東勳(ハン・ドンフン)さんが李在明(イ・ジェミョン)『共に民主党』党首の発言に痛烈な一撃を加えました。
先にご紹介したとおり、海外逃亡したもののタイで拘束され、韓国に送致された『SBW』(サンバンウル)元会長のキム・ソンテさんが「李在明(イ・ジェミョン)の訪北のために北朝鮮に300万ドル送金した」と証言(とリーク報道されています)。
李在明(イ・ジェミョン)さんは、この新たな疑惑について「検察の新作小説」と一蹴。
また、自身が検察の取り調べを受けていることについて「侮辱的で不当だが、(大統領選挙の)敗者として来いと言うので、もう一度行く」「結局私に不足な点があって、大統領選で敗北したのでその代価を払っているのだと思う」と述べています。
大統領選挙に負けたから取り調べを受けている、という妙な論理です。現政権が政敵の排除を行っているのだ――という自身の主張には沿った発言ではありますが。
これに対して韓東勳(ハン・ドンフン)長官は、
「多く得票したからといって罪がなくなるとすれば、それは民主主義ではない」
「大統領選に勝っていれば、権力を動員して事件をもみ消したかのように聞こえる」
と返しました。李在明(イ・ジェミョン)さんの言い分を嘲笑するかのようですが、至極もっとも突っ込みでしょう。こういうことが言えるのが韓東勳(ハン・ドンフン)さんの有能なところです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が愛弟子を法務部長官に据えたのは大正解でした。
(吉田ハンチング@dcp)