2023年04月07日、中国の国家外貨管理局から2023年03月時点での外貨準備が公表されました。以下をご覧ください。
外汇储备……3兆1,838.72億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:+507.19億ドル基金组织储备头寸……109.15億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:+0.93億ドル特别提款权……524.69億ドル
(SDRs)
対前月比:+8.47億ドル黄金……1,316.53億ドル
(Gold)
対前月比:+113.70億ドル6,592万トロイオンス(02月) ⇒ 6,650万トロイオンス(03月)
其他储备资产……0.32億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:+2.36億ドル計:3兆3,790.02億ドル
対前月比:+630.90億ドルデータ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト
当月は、外汇储备(Foreign currency reserves)が「507.19億ドル」も増加しました。2022年01月~2023年03月の外汇储备(Foreign currency reserves)の推移は以下のようになります。
外貨準備高は2022年01月時点の保有額「3兆2,216億ドル」へと戻りつつあります。IMFリザーブポジションや金などを合計した総額は「3兆3,790.02億ドル」で、前月から「630.90億ドル」も増加しています。
当月の注目は、金の保有量がまた増加したことです。前月の6,592万トロイオンスから6,650万トロイオンスに増えています。
これに伴い、金の保有金額は「113.70億ドル」増加しました。
アメリカ合衆国との対立が深化する中、中国は外貨の保有の仕方を多様化させています。有事に備えているとも考えられるのですが、果たして中国共産党の思惑は那辺にあるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)