小ネタかもしれませんが、興味深い話なのでご紹介します。誠に申し訳ありません。
大統領を退任した後、韓国慶尚南道梁山市に隠居した文在寅さんは、本屋を開店することにしました。「平山書店」といいます。
「平山書店」は2023年03月26日に開店し、その日は1,000人近くが訪問。
2023年04月27日、「平山書店」でオープン記念イベントが行われました。これで開店は2日目で、この日は1,200人余りがお店を訪問しました。
イベントは「作家チョン・ジョンアとの出会い」というもので、2022年10月に自身のSNSで紹介していた『父の開放日誌』の著者。
なぜまた書店を開いたのか?という記者からの質問に、文前大統領は以下のように答えています。
「私は梁山人として大統領になったので、任期を終えたら再び梁山に戻って余生を過ごしながら、梁山地域のために何か役に立つことをしなければならないと思った」
「何をすれば役に立つのかと考えたが、農業をする余裕はなく、本が好きなので本屋を開いて村の住民と会ったり、一緒に本を読んだり、といった文化プログラムを続けていけば、自分が住んでいる地域に役立つ道ではないかと思った」
ちなみに、文在寅さんは同書店で本を購入してくれた人のために、先着100人限定で、自分で育てた植物の苗(芽)をプレゼントします。
保守系の人からは、昔を懐古して「左派思想の拠点」にしようとしている※んじゃあるまいな――といった指摘もありますが、文在寅さんは隠居生活を楽しんでいるようですよ。
※文在寅さんが大学生だったころの韓国では「書店」が左派系学生の拠点になっていたそうです。
(吉田ハンチング@dcp)