2025年09月23日、『韓国銀行』が「2024年 公共部門勘定(暫定)」を公表しました。
一般政府と公企業を合わせた「公共部門」の総収入と総支出および収支を示すものです。以下をご覧ください。
件名 : 2024年 公共部門勘定(暫定)
□ 2024年の公共部門(一般政府+公企業)収支(総収入-総支出)は48.9兆ウォンの赤字であり、前年(-49.1兆ウォン)とほぼ同規模を記録。ㅇ 公共部門の総収入は1,150.0兆ウォンで、前年(1,119.2兆ウォン)に比べ30.8兆ウォン(+2.8%)増加。
ㅇ 公共部門の総支出は1,198.9兆ウォンで、前年(1,168.3兆ウォン)より30.6兆ウォン(+2.6%)増加。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2024年 公共部門勘定(暫定)」
総収入・総支出ともに約31兆ウォンずつ増えたのですが、収支(総収入 – 総支出)は「約49兆ウォンの赤字」となりました。

↑黄色のマーカーが2024年の収支です。2023年の収支は「49.1兆ウォン」なので赤字額はほぼ横ばいです。
赤字額は前年とほぼ同じです。

上掲は部門別に見た収入・支出・収支ですが、
中央政府の収支:-76兆5,000億ウォン
地方政府の収支:-11兆ウォン
社会保障基金:50兆1,000億ウォン
一般政府の収支:-37兆5,000億ウォン
――となりました。
ご注目いただきたいのは、中央政府の収支が、「2023年:-60.5兆ウォン」から一気に16.5兆ウォンも赤字額が増えた点です。
赤字が26.4%も拡大しました。
地方政府の収支も「2023年:-5.8兆ウォン」から5.2兆ウォン赤字額が増加しています。
大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんが支出拡大を進めていますので、一般政府の赤字はさらに拡大し、(資金調達のために国債発行を増額していますので)負債もまた増加していくでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)







