日本の株式市場で株価が大きく伸びたため、06月以降、韓国の経済紙では日本株の復活を紹介する記事が増加しました。
例えば、『毎日経済』は「日企業競争力を前面に出して『失われた30年』を突破」というタイトルの記事を出し(2023年06月13日)、記事内で「日韓代表企業の比較」という小見出しを掲げているのですが、特に韓国企業との比較は行っていません。
「ぐぬぬ……」という気持ちを表明したかっただけなのか、といった記事です。あるいは「失われた30年」と言いたかっただけかもしれません。
とにかく「失われた30年」を使った記事は『Chosun Biz』『ソウル経済』『韓国経済』などなど数えればきりがなく、日本の株式市場が活況を呈しているのが「非常に意外」だった模様です。
2023年07月21日、ちょうど『韓国国際金融センター』から「国際および国内金融市場の主要指標」が公表されたので、日経平均とKOSPIの「2022年06月~2023年06月」の推移を比較してみると以下のようになります。
⇒データ引用元:『韓国国際金融センター』
上掲のとおり、04月までは似たようなプライスアクションだったのですが、05・06月と上昇度が日韓で大きな差がつきました。特に06月の日経平均は目覚ましい伸びを示し、そのため韓国メディアでも記事が増加したのです。
07月はまだ締まっていませんが、途中経過ながら韓国のKOSPIも「2,600」近辺までは上昇しています。
(吉田ハンチング@dcp)