2023年09月21日、本日はある意味で決戦の日です。
現在、韓国では、2024年04月に行われる国会議員総選挙をにらんで、与党『国民の力』と最大野党『共に民主党』が政争を繰り広げています。
疑惑の総合商社である『共に民主党』李在明(イ・ジェミョン)さんに対する逮捕令状が請求され、国会に逮捕同意案がかけられます。
断食を続けてきた李在明(イ・ジェミョン)さんですが、09月18日、断食19日目にしてついにドクターストップがかかり、病院に担ぎ込まれました。
奇しくもこの日は、検察が逮捕令状を申請した日で、与党『国民の力』、検察側からは「逮捕状が請求されたら断食で病院に行くのか」と揶揄する声が上がりました。
李在明(イ・ジェミョン)さんに対する逮捕同意案が国会の評決に臨むのはこれで2回目。
今度こそ可決するのかが注目されています。前回は、国会の過半数を占める『共に民主党』の反対で否決されました。
賛成:139票
反対:138票
棄権:9票
無効:11票
前回の結果は上掲のとおりで、出席議員(297人)の過半数には届かず、否決となりました。
しかし、『共に民主党』議員数は169名なので、造反議員がかなり出たことになります。
議会に入場した李在明(イ・ジェミョン)さんも最初は余裕しゃくしゃくだったのですが、評決が出るころにはすっかり真顔になってしまいました。
自身の権力基盤が危ないことに気付いたのです。この後、投票は記名にしようなどと言い出し、また民心を買うために「議員の不逮捕特権を行使しない」などと宣言したのですが、李在明(イ・ジェミョン)さんへの支持は特に上がりませんでした。
で、断食に入り、現在に至るわけです。
今回は、突如『共に民主党』が「韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)の解任決議案」を提出し、それも国会評決にかけられます。
採決は「首相の解任動議」「逮捕同意案」の順番に行われるとのこと。
どのような結果になるのかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)