2023年09月20日、韓国『正義記憶連帯』の前代表、尹美香(ユン・ミヒャン)さん(まだ国会議員です)についての控訴審の判断が出ました。
結論からいえば、尹美香(ユン・ミヒャン)さんにとって不都合なものでした。
寄付金を私的に流用していたなどの疑惑について、第一審ではほとんどが無罪になり、尹議員の個人口座約1,123万ウォン、挺対協口座約594万ウォンに対してのみ業務上の横領を行ったとし、合計1,718万ウォンについてだけ有罪を認めました。
ところが、今回の高裁の判断は、尹議員の個人口座に保管した挺対協資金のうち約3,247万ウォン、挺対協口座に保管した挺対協資金のうち約890万ウォン、『麻浦シェルター』所長のソン・モさん名義の口座に保管した資金約3,810万ウォンなど、合計7,960万ウォンを横領した金額と判断しています。
横領と認定する金額を拡大したのです。
また、控訴審は「尹議員ら※が補助金申請段階から虚偽計上による人件費流用を計画したと見なさざるを得ないとし、計7つの事業で6,520万ウォンの国庫補助金を受け取った容疑を有罪としました。
※尹美香(ユン・ミヒャン)さんと同時に起訴された『正義記憶連帯』の元理事Aさんは罰金2,000万ウォンと判断されました。
第一審では、罰金1,500万ウォンのみで済み、実質勝利といわれた尹美香(ユン・ミヒャン)さんですが、第二審では「補助金管理法・寄付金品法」違反の有罪を認定されました。
尹美香(ユン・ミヒャン)さん、検察共に控訴すると見られており、決着は大法院(最高裁判所に相当)に持ち越される模様です。
同時に、尹美香(ユン・ミヒャン)さんが国会議員の資格を失うかどうかもまた大法院マターとなるようです。
(吉田ハンチング@dcp)