2024年02月14日、『韓国銀行』が「2024年01月中の金融市場動向」のデータを公表しました。
興味深い数字があります。以下をご覧ください。
↑黄色のマーカーが2024年01月時点の銀行負債の合計。赤のマーカーが「CP・短期社債の純発行)」です⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2024年01月中の金融市場動向」
2024年01月は、企業が銀行から受けた融資額は「6.7兆ウォン」増加して、残高「1,254.4兆ウォン」となりました。
上掲のとおり、2023年12月は「5.9兆ウォン」減らしたのですが、01月に新年の資金需要増加と共に再び増加に転じました。
ご注目いただきたいのは、「CP・短期社債の純発行(上掲表組の赤のマーカー部分)です。「6.6兆ウォン」と大きく増加しています。
11月:-2.1兆ウォン
12月:-4.6兆ウォン
と減らしてきたのですが、新年になって大きく増加しました。
また、その上の数字「社債の純発行額:4.5兆ウォン」も特筆すべき数字です。
月次のデータとしては、2002年以来の最大額なのです。
韓国の企業負債は、01月から大きく増加しています。Money1でもご紹介してきたとおり、韓国の企業負債は、政府負債・家計負債よりも速く増加するようになっています。
これが経済危機の発火点にならなければいいですね。
(吉田ハンチング@dcp)