【韓国博物館】全部「中国のもの」じゃねえか――と韓国で物議を醸す。

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韓国のソウル市恩平区津寛洞に「KOREA MUSEUM」(韓国博物館)という施設が05月にオープンする予定なのですが、韓国内・SNS・メディアで物議を醸しています。

問題となったのは、以下の展示内容を示す立て看板です(現在は撤去されてありません)。

KOREA MUSEUM
韓国博物館

新石器時代(紅山文化および良渚文化を含む)
6000年以上の歴史を持つ彩陶、彩文土器、細石器、特殊な玉器および石器など。

夏(Xia Dynasty)
青銅器、玉器、石器、陶器など。

商(Shang Dynasty)
青銅器、陶器、甲骨文、貝貨、玉器、石器、骨角器など。

周(Zhou Dynasty)
青銅器、青銅楽器、青銅鏡および装身具、石器、玉器など。

春秋戦国時代(Spring and Autumn Period and Warring States Period)
青銅楽器、青銅鏡および装身具、石器、陶器など。

秦(Qin Dynasty)
兵馬俑、銅車馬、青銅武器、兵馬俑坑模型、玉器、石器、焼成瓦片、木簡など。

漢(Han Dynasty)
青銅器、陶器、ガラス、金銀器、銅製青銅器、青銅鏡、玉器、石器など。

唐(Tang Dynasty)
陶器、唐三彩、磁器、マニ教(金属器)、青銅器、玉器など。

宋(Song Dynasty)
窯業磁器、書画、文房四宝、青銅器、玉器、石器など。

明(Ming Dynasty)
磁器(青華)、ガラス器、漆器、陶器、金銀装身具、瑪瑙、玉器、石器など。

清(Qing Dynasty)および中華民国初期
磁器(青華、粉彩など)、象牙彫刻、珊瑚装飾、玉器、鼻煙壺、琺瑯、香炉、仏像、
チベット仏教器具、家具、衣装、絵画など。

また韓国、日本および世界各地の芸術品も一部展示します。

「紅山文化および良渚文化」については説明がいるかもしれません。Wikipediaの説明を引けば――、

「紅山文化」というのは「中国河北省北部から内モンゴル自治区東南部、遼寧省西部に紀元前4700年頃-紀元前2900年頃)に存在した新石器時代の文化」。

「良渚文化」というのは「長江文明における一文化。紀元前3500年ころから紀元前2200年ころにみられた」。

――となります。

この「紅山文化および良渚文化(新石器時代)」から始まって、夏、商……「清および中華民国初期」と中国歴代王朝の名前が並んでいます。

「また韓国、日本および世界各地の芸術品も一部展示します」というのもおかしな記載です。

「これは本当に韓国博物館なの?」となっても当然でしょう。

そもそもこの博物館を巡る論争は、恩平区の某住民が2026年04月15日に行った「恩平韓屋村に新しくできる博物館の正体が気になります」という投稿から始まった――とのこと。

場所も問題です。

この恩平韓屋村は「北漢山韓文化体験特区」に指定されており、韓国文化を体験できる地域特区を目指しているからです。

韓国文化を体験できる――としながら中国の歴史と文物を紹介するものになっていないかと、この点でも物議を醸しているのです(まだ開館前なので実際にどんなものが展示されるのか確認されていません)。

さらに面白いのは、物議を醸しているのを知ったソウル市と恩平区が現場点検に乗り出したことです。

恩平区はこの博物館が建築法に違反したと見ており、是正勧告を出す予定です。韓国の建築法では、博物館は「文化および集会施設」に分類されなければなりません。

しかし、韓国博物館の建物は第2種近隣生活施設として登録されたもので「展示行為はできない」というのが恩平区の見解です。

韓国メディアの報道によると――区の関係者は「既存の建物を行政機関に用途を知らせずに改装したと見られる。博物館が是正措置に従わなければ履行強制金を賦課する」と述べた――とのこと。

実に韓国らしい話だといえます。

(吉田ハンチング@dcp)

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