すぐに「◯◯大乱」と言い出すのが韓国。◯◯には「物流」や「カード」、「尿素」などいろいろな文字が入ります。
多くの場合、大乱は需給バランスがおかしくなったときに発生します。
「イスラエル + アメリカ合衆国 vs イラン」の戦争で中東危機が発生したため、現在の韓国では原油やLNGなどの燃料のみならず、それらを原料とする製品の需給も逼迫しています。
――で、またぞろコンクリ大乱です。
『朝鮮日報』の記事から一部を引用するとこんな具合です。
15日、建設業界によると、「今月末に国内の混和剤生産が中断される」という知らせが業界に広がっている。
混和剤はコンクリートの強度と流動性を調整する必須添加剤であり、混和剤がなければレミコン生産は不可能だ。
レミコンが途絶えれば、骨組み工事は全面停止となる。
パニックバイ(恐怖購入)事態を懸念した国内最大の混和剤原料メーカーである『ロッテケミカル』は「正常生産中」として沈静化に乗り出したが、大手建設会社の関係者は「中小レミコン会社から連鎖的に生産が中断される可能性に備えて対策を用意中だ」と伝えた。
慶尚南道巨済のあるプラスチック成形業者は、最近見積書に「価格は出荷日基準」という文言を入れ始めた。
いつ生産が可能か分からないため、飲食店のメニューの「時価」のように価格を付ける苦肉の策だ。
原料であるPET(ポリエステル)の供給が途絶え、原材料が入ってくる日にだけ2~3日ずつ工場を稼働させて再び止めることを繰り返し、生産量は平時の10分の1に急減した。
ホルムズ海峡の封鎖が長期化する中、国内の建設・製造現場のサプライチェーンの逼迫は「警告」を超えて「秒読み」状況へと追い込まれている。
ナフサ(Naphtha)の備蓄在庫が枯渇する時期と重なり、業種を問わず「05月シャットダウン」の懸念が高まっている。
『西江大学』化学科の名誉教授であるイ・ドクファンは「ナフサは『産業のコメ』と呼ばれるほど、ほとんどの石油化学製品の出発原料だ」とし、「在庫余力が少なくサプライチェーンが狭い中小企業から影響を受けざるを得ない」と述べた。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「건설 현장에 드리우는 5월 셧다운 위기」
これがないとレミコンは作れないという「混和剤」が中東危機による入手困難で、レミコンの製造が止まり、建設業界はシャットダウンの危機に瀕している――とのこと。
レミコンというのは、Ready-Mixed Concrete(レディーミックスト・コンクリート)の略称で、工場であらかじめ練り混ぜて作られ、現場に運ばれるコンクリートのことです。
切迫具合は深刻で、
「中小製造業から始まった衝撃は、05~06月に建設現場へ本格的に波及する見通しだ。
混和剤だけでなく、塗料・パイプ・窓枠などナフサ基盤のすべての建設資材価格が、戦争前に比べ最大50%以上急騰した。
ナフサ価格の急騰に加え、高油価による輸送費上昇まで重なった結果だ。
マンションの窓枠に使われるPL(PVC)窓枠は、早ければ05~06月から供給自体が困難になると業界は見ている」
――となっています。窓枠が05~06月には入手できなくなるそうです。
姜勳植(カン·フンシク)大統領秘書室長がまた中東に行くのはいかがでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






