韓国では「天弓IIが中東からラブコールを受けており、生産しても生産しても需要に追いつかない」と盛り上がっています。
韓国産の天弓IIの性能が迎撃率90%以上というのがその人気の原動力というのですが、それは韓国メディアが報じているだけであって、ホントにそうなのか――は分からないのです。
ミサイルの開発状況について――韓国メディア『朝鮮日報』が面白い記事を出しています。
韓国が独自開発中の空対地ミサイル(천룡:Cheonryong/天龍)の実験を2回行ったものの2回とも失敗した――とのこと。
同記事から一部を以下に引きます。
(前略)
わが軍が2028年までに長距離空対地ミサイル「天龍」の開発を推進している中、最近、天龍誘導弾の試作品が飛行試験中に欠陥を起こし、西海に落下したことが分かった。防衛産業界などによると、国防科学研究所は今年01月と先月、それぞれ国産軽攻撃機FA-50に天龍誘導弾の試作品1基を搭載し、忠清南道泰安郡の西側海上で技術飛行試験を実施した。
技術飛行試験は、戦闘機から分離されたミサイルがエンジン点火後に正常に飛行するかを評価する手続きである。
しかし、先月行われた2回目の技術飛行試験では、天龍の試作品はFA-50から分離された後、エンジンが正常に作動しなかった。
これにより、試験関係者はエンジンを遠隔で非常停止させ、試作品を西海の海に落下させた。天龍の試作品は91秒間、16kmの距離を滑空したと伝えられている。
これに先立ち、今年01月に実施された1回目の試験もエンジンの欠陥発生により異常終了となったという。
2度の異常終了により誘導弾の試作品が西海の海に落下したが、人的被害はなかったと伝えられている。
(後略)
こ空対地ミサイル「天龍」は「Taurus(タウルス) KEPD 350」をベースにしたものといわれます。
このタウルスはドイツの『LFK Lenkflugkörpersysteme(LFKレンクフルークケルパーシステーメ)』)とスウェーデンの『Saab Bofors Dynamics(サーブ・ボフォース・ダイナミクス)』との合弁事業によって開発された、長距離の空中発射型巡航ミサイル。

↑タウルス KEPD 350の主な運用国の一つに韓国も入っています。

↑韓国空軍は、2017年09月12日にF-15Kからのタウルス発射試験に成功。

↑2019年09月12の試験発射で飛行するタウルス。F-15Kから発射されたタウルスは、自律飛行で約400キロを飛び、目標地点である射撃場に設置された標的に正確に命中した――と公表しました。

↑『LIG Nex1』が開発中とされる空対地ミサイル。ADEX 2023に出展されたモデル。「こんなもん形から丸パクリやないか」と関係者は怒らなかったのでしょうか。
『朝鮮日報』の記事が確かなら、この韓国企業『LIG Nex1(ネクスワン)』が開発中の空対地ミサイル『天龍』は、
2026年01月:エンジンの欠陥により異常終了
2026年03月:エンジンが正常に作動しなかった
とのこと。形はタウルス激似ですが、中身のエンジンは欠陥品の模様です。
実験ではFA-50から発射していますが、量産機の納品が始まったKF-21ポラメに搭載する気なのです。
うまく付けばいいですね。
(吉田ハンチング@dcp)






