Money1でもご紹介したとおり、2026年03月25日韓国が国産戦闘機と称するKF-21 ポラメ量産機の納入が開始されました。

まだ空対空ミサイルもちゃんと使えるかどうか分からない戦闘機を韓国軍に納入してどうするつもりなのかよく分かりませんが(対地攻撃能力もまだない)、とりあえず韓国の未来を切り開くもの――と評価されています。

↑2026年03月25日、KF-21量産1号機の出庫式が行われ、李在明(イ・ジェミョン)さんも出席。
日本ではイギリス、イタリアと共同でGCAPが進められています。
日本・イギリス・イタリアの共同計画「GCAP」とは?
GCAPは「Global Combat Air Programme」の略で、日本・イギリス・イタリアの3か国が共同で次期戦闘機(next-generation fighter aircraft)を開発する政府間プログラムです。

3カ国の首脳は2022年12月09日にこの計画を公表し、2035年までの配備を目標にするとしています。
中身としては、単に機体を1機造る話ではなく、3カ国の政府と防衛産業が組んで、将来の戦闘航空能力を構成する中核装備を共同で設計・開発・生産していく枠組みです。
イギリス政府は条約署名時に、この機体を
ステルス性
超音速能力
先端技術
――を備えた将来戦闘機として説明しています。
日本の防衛省も、GCAPを「次期戦闘機を共同開発するための3カ国協力」と位置づけています。
制度面では、2023年12月に日英伊3カ国がGCAP国際政府機関(GIGO)を設立する条約に署名し、2024年には3国議会の承認を経て、その枠組みが本格化しました。
2024年11月の3国共同声明では、この条約が2035年までに次期戦闘機を実現するための基盤だと明記されています。
産業面では、2025年06月に、英国の『BAE Systems』、イタリアの『Leonardo』、日本側の『Japan Aircraft Industrial Enhancement Co. Ltd.』が共同事業会社『Edgewing』を正式に立ち上げました。
3社はそれぞれ3分の1ずつ出資し、このジョイントベンチャーが設計や開発の中核を担う形です。
3国防相の2025年07月共同声明でも、Edgewingの正式発足が歓迎されています。
要するにGCAPとは、日本のF-X構想、イギリスの将来戦闘航空構想、イタリアの参加を一本化して進める、3カ国共同の次期戦闘機開発計画です。
韓国メディア『Chosun Biz』に面白い記事が出ていますので、同記事から一部を以下に引きます。
記事タイトルは「第6世代戦闘機を共同開発する欧州…韓国はまだ第5世代の計画も「未定』」です。
韓国型戦闘機KF-21の量産が本格的に開始される中、次期戦闘機の開発の可否にも関心が集まっている。
グローバル防衛産業界では、人間のパイロットが無人機まで操縦するなどの有人・無人複合システムが第6世代戦闘機の概念として定着したとみられている。
ただし韓国では有人・無人複合に関する運用概念がまだ明確でなく、公式な試作開発事業も存在しないため、進展が遅れているとの評価が出ている状況だ。
(中略)
一方、韓国ではまだ第5世代戦闘機に関する計画も確定していない。
防衛産業界では、広帯域低被探知(低可視性)やステルス機能が追加された戦闘機を第5世代に分類する。
KF-21ブロックⅢ事業でこれらの機能が追加されるとの見方が出ているが、公式に決定されたものではない。
第6世代戦闘機導入に関するロードマップもまだ確定していない。
空軍は昨年10月の国政監査で、2040年代半ばに第6世代戦闘機を確保する構想を明らかにした。
ただし、国内技術で開発するのか、海外から購入するのかについては依然として検討中と伝えられている。
防衛産業界では、第5・第6世代戦闘機の開発計画の確定とともに、航空分野における有人・無人複合システムの迅速な事業化が必要だとの指摘が出ている。
防衛産業界のある関係者は「次世代機の開発方向が定まってこそ、企業が投資などその後の計画を立てることができる。開発計画段階から協力することも一つの方法だ」と述べた。
⇒参照・引用元:『Chosun Biz』「6세대 전투기 공동 개발하는 유럽… 韓은 아직 5세대 계획도 ‘미정’」
要するに、4.5世代と呼ばれる韓国型戦闘機を造ったものの、世界はさらに先にいってます。ぐぬぬ……という話です。
他所様のことを嫉んでも現状は改善したりしません。KF-21のさらに先のことを早く考え、実行に移すべきでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)





