イラン革命防衛隊に拿捕された韓国籍タンカーが解放となりました。これはこれで良かったのですが、どういう取引が行われたのかについては韓国メディアでは報じられていません。
海外のメディアに当たってみると以下のような記事が見つかりました。
記事の一部を以下に引用します。
(前略)
ソウルは環境問題を否定したが、イランはタンカーを押収することで韓国で封鎖された資金を解放するために「人質をとった」と非難された。
ソウルは環境問題を否定したが、イランはタンカーを押収することで韓国で封鎖された資金を解放するために「人質をとった」と非難された。
一方、テヘラン当局者は、イランのお金を「人質」として70億ドルを奪ったのは韓国だと述べた。
韓国の当局者は、金曜日(2021年04月09日)にイランが船を解放することに同意し、ソウルはイランのブロックされた資金の問題を解決するのを助けることを約束したと語った。
(後略)
⇒参照・引用元:『euronews.』「イランが押収された韓国の石油タンカーを解放」
やはり焦点は凍結された「原油代金:70億ドル」で、ソウル=韓国政府がこの資金の解放に向けて努力することを約束した――ことになっています。
さらに以下。『VOA』は『AP通信』の報道を引いて以下のように書いています。
(前略)
『AP通信』によると、名前を挙げられたくない韓国当局者は、「イランの凍結資産の問題を解決するためのソウルの準備」が、イランのタンカー解放の決定に「恐らくプラスの影響を与えた」と述べた。
『AP通信』によると、名前を挙げられたくない韓国当局者は、「イランの凍結資産の問題を解決するためのソウルの準備」が、イランのタンカー解放の決定に「恐らくプラスの影響を与えた」と述べた。
どうも韓国政府が凍結資産の解放に向けて「なんらかの約束」をしたのは確かなようです。それがどんなものなのかはまだ分かりませんが、空約束で後々イランを怒らせるようなことのないといいのですが……。
(吉田ハンチング@dcp)