韓国自動車は中国市場でシェアを失い続けている。2021年の現状とは?

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韓国メディアでは最近『現代自動車』『起亜自動車』がロシア、東南アジア市場で販売台数が伸び、シェアを伸ばしていると報じています。これは、失いつつある中国市場をカバーするためだと考えられます。

中国は、自動車産業にとっては世界一の市場です。

東南アジアやロシアなどこれから成長する市場も大事ですが、スケールメリットからいっても中国で販売台数を伸ばし、シェアを拡大する方が良いはずです。

しかし、韓国企業は中国市場でシェアを下げ続けています。まず、以下をご覧ください。

自動車企業の中国市場における販売台数を国別にまとめ、シェアを算出したもの――をグラフ化しました。

2020年時点での販売台数シェア
中国系企業:38.8%
ドイツ系企業:24.0%
日本系企業:23.6%
アメリカ合衆国系企業:9.6%
韓国系企業:3.5%
フランス系企業:0.3%

⇒データ出典:『自動車産業ポータル MARKLINES』
グラフはMoney1で作成しました

中国市場で最も販売台数シェアが大きいのは中国系企業で、以下、ドイツ系、日系、合衆国系、韓国系、フランス系と続きます。

見やすいように韓国系だけピックアップすると以下のようになります。

データ引用元は同上

上掲のとおり、2016~2020年にシェアは「7.4%」から「3.5%」と半分未満となっています。

2021年01~06月の月次の推移を見ると以下のようになります。

データ引用元は同上

ご覧のように、2021年に入ってからも低調です。注目いただきたいのは、01~06月には「2020年:3.5%」に達していないことです。

つまり、2021年の販売台数は2020年のシェアに及ばないまま推移しており、このままでは韓国自動車企業のシェアはさらに下がるということです。

このように、韓国自動車企業は世界最大の自動車市場でシェアを失い続けています。ですから、下落分をどこか他の市場で取り返さないとならないのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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