『MSCI』韓国企業11銘柄を削除。資金が入らない韓国株式市場

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定期的な見直しなので、いちいち驚かなくてもいいかもしれませんが、『MSCI』が韓国指数を構成する銘柄の見直しを行い、これまでの92銘柄から81銘柄に変更します(2025年02月28日から変更)。

『Enchem』、『GS』、『ハンミ薬品』、『錦湖石油(Kumho Petrochemical)』、『L&F』、『LG化学優先株』、『ロッテケミカル』、『Netmarble(ネットマーブル)』、『POSCO DX』、『サムスンE&A』、『SKバイオサイエンス』など11銘柄が削除されます。

かなりの大手が入っており、これは見逃せないものとなっています。

四半期ごとに行われる定期レビューでは、全体の時価総額と流動時価総額を基準にして指数の構成銘柄が調整されます。当然ですが、指数に組み入れられると資金の流入が期待でき、株価にプラスの影響を与えますが、逆に除外されると資金流出が発生する可能性があるのです。

Money1では連日KOSPIの状況をご紹介していますが、韓国株式市場ははっきり言って低迷しています。

問題は新たに組み入れられる銘柄がなく、多数の銘柄が除外されていることです。

『ロッテケミカル』などは、Money1でもご紹介したとおり、「ロッテタワーを担保に入れてやらあ」事案がありましたので、指数から除外されるのは今さらの話で特に驚きませんが、資金流出の懸念が大きい銘柄もあります。

韓国メディアの報道によると、韓国証券会社では「資金流出の影響が最も大きいと予想されるのは、取引額に対する流出額の倍率が高い『LG化学優先株』、『ネットマーブル』、『GS』の3銘柄」と分析している――とのこと。

韓国株式市場は資金を呼び込めなくなってきているのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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