韓国・憲法裁判所が「監査院長の弾劾訴追」を棄却! 『共に民主党』の姑息極まりない弾劾は退けられた

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2025年03月13日、韓国の憲法裁判所は崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長(上掲写真)に対する国会の弾劾訴追を棄却しました。

判事全員一致でした。

この監査院長に対しての弾劾訴追は韓国憲政史上初のことですが、2024年12月05日、『共に民主党』が主導して可決されました。

『共に民主党』は、弾劾の理由を「大統領官邸移転疑惑に関する不十分な監査」や「国会への資料提出拒否」などとしました。

ただし、『共に民主党』の不利になる監査を行ったから――というのが一般の理解です。先にご紹介したとおり、監査院は大統領の直属機関ですが、独立した強力な調査権限を持っています。監査院の調査はどの政府機関も阻むことはできません。

文在寅大統領が任期末期に監査院の権限を縮小する法案を通そうとしていたぐらいで、これなど退任後に自分が監獄に行かずに済むように「保身」を図ったためと見られます。

今回の棄却で、崔載海(チェ・ジェヘ)監査院長は直ちに職務復帰します。

本日、ソウル中央地検長のイ・チャンスさん、チョ・サンウォン第4次長、反腐敗捜査2部長であるチェ・ジェフンさん3名に対する弾劾訴追も、判事全員一致で棄却しました。

皆さんは「金建希(キム・ゴンヒ)さん(尹大統領の奥さん)がドイツモーターズの株価操作事件に関与した疑惑について不十分な捜査を行った」という理由などによって弾劾訴追されていました。

Money1でもご紹介したとおり、「金建希(キム・ゴンヒ)さんをどうしても吊るしたい」という『共に民主党』が、自分たちの思うとおりの結果を出さない司法の人間を「見せしめ」にするために行った弾劾訴追でした。

『共に民主党』の弾劾攻勢は、司法を思うとおりに動かしたいという欲求(あるいは野望)に基づくものであり、これが「K-民主主義」なら、まさに最低最悪という他ありません。

しかし憲法裁判所は弾劾訴追を「合憲」とはしませんでした。『共に民主党』の姑息極まりない弾劾は退けられました。

韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に対する弾劾訴追が合憲かどうかの判断はまだ出ていません。

(吉田ハンチング@dcp)

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