韓国は「どん底景気」です。
一部を除いて企業も儲かってはいません。
企業にお金がなくても「給料上げろ」「ボーナスよこせ」というのが韓国の労働組合です。韓国メディア『毎日経済』で面白い記事が出ています。
業績が傾いている鉄鋼企業『現代製鉄』で噴飯ものの動きがあったのです。同記事から一部を以下に引用します。
『現代製鉄』は労働組合の過度な賃上げ要求と繰り返されるストライキを受け、一部工場の操業停止(ロックアウト)に踏み切った。
労組は「現代自動車並みに待遇改善を」と要求しているが、企業側はこれ以上の譲歩は困難と主張し、双方の立場が激しく対立している。
問題のラインは、すでに今月01日から22日まで労組のストライキで停止中の状態だった。この間、約27万トンの生産ロスが発生したという。
労組は主に――、
▲基本給15万9,800ウォン(号俸昇給分を除く)の引き上げ
▲車両購入ローンを組む場合、2年間1,000万ウォン無利子ローンを支援
▲史上最大規模の成果給支給――などが骨子となった労使協の要求案を提示した。
これらの要求は、過去最高業績を更新した『現代自動車グループ』に合わせたもので、すでに系列の『現代トランシス(Hyundai Transys)』は高水準の成果給支給に合意している。
しかし『現代製鉄』側は、会社の利益が前年対比で約半減している中で、こうした要求を受け入れる余裕はないと主張している。
2023年度の営業利益は7,983億ウォンで前年比51%減だ。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「『現代自動車と同じくらい給料を上げてほしい』…労組の無理な要求に結局工場閉鎖した『現代製鉄』『もう我慢できない』」
はっきりいえば韓国の労組は「強欲」です。会社の利益が減少しようが全く意に介さず、「もっとくれ」と要求します。
「『現代自動車グループ』のように給料くれ」というのは傑作で、吉田戦車先生の漫画に登場した「もっとお母さんのように言ってくれ」に似ています。
韓国の労働組合は「母の無償の愛」でも求めているのでしょうか。
こんな労働者がいる国に「潜在成長率の向上」を期待するのが間違っているのです。
『現代製鉄』が「工場なんか締めたらーっ」となっても当然でしょう。みんな解雇して事業なんかやめた方がせいせいするかもしれませんね。
(吉田ハンチング@dcp)