韓国「運動圏上がり、かつての爆弾投擲犯」議員が尹大統領から民心は離れた――と言う。

広告
おススメ記事

なんでこんな過激犯が議員で、しかも国会司法委員会の委員長なんだ――という話です。

2025年02月25日、憲法裁判所で尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の最終陳述が行われました。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は「非常戒厳の宣布は“国の危機的状況”を国民に知らせるために行った」という線で、自身の意図について述べました。


↑尹大統領を大統領に戻せという運動が行われており「弾劾宣布は啓蒙令だった」という主張が力を得ています。

現在「SAVE KOREA」運動で「尹大統領の弾劾反対」が叫ばれており、彼らに沿ったもので――これは良いアピールでしょう。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は以下のように述べました。

「12月3日の非常戒厳は過去の戒厳とは完全に異なる」

「武力で国民を抑圧する戒厳ではなく、戒厳という形式を借りた国民への呼びかけだった」

「非常戒厳を宣言してから84日が経った。人生で最もつらい日々だったが、同時に感謝と省察の時間でもあった」

「国民の皆さまに謝罪と感謝の言葉を申し上げたい」

「巨大野党(『共に民主党』のこと:引用者注)は、私が独裁を行い、政権延長のために非常戒厳を宣言したと主張しているが、最初から私は金容鉉(キム・ヨンヒョン)国防部長官に、今回の非常戒厳の目的は『国民への呼びかけ』だと明確に伝えていた」と述べた。

「それにもかかわらず、巨大野党はこれを内乱と主張している。たった2時間で終わる内乱などあり得るのか」

「これは何としても大統領を引きずり下ろそうとする政治的扇動工作にすぎない」

「これは何としても大統領を引きずり下ろそうとする政治的扇動工作にすぎない」は全くそのとおりです。

Money1でもご紹介してきたとおり、最大野党『共に民主党』は「朴槿恵(パク・クネ)大統領のときのように、ローソク革命アゲイン」を狙ってきたのです。

まさか尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が非常戒厳を宣布して、その絶好の機会が転がり込んでくるとは思ってもみなかったでしょうけれども。


↑人を嘲笑あざわらう顔をさせたら、恐らくこの人に叶う人はいないでしょう。かつての爆弾投擲犯、鄭清来(チョン・チョンレ)さん。

この主張に対して、運動圏上がりでかつての爆弾投擲犯の鄭清来(チョン・チョンレ)国会法制委員長が、国会側としての申述を行いました。

鄭清来(チョン・チョンレ)さんは以下のように主張しました。

「被請求人・尹錫悦大統領は国民の信頼を完全に失った」

「信頼を失った大統領が再び国政を担うことは許されない」

「全国民はテレビの生中継で武装した軍人の暴力行為を目撃した。内乱首謀者である尹錫悦を罷免するための十分な条件はすでに満たされている」

「12月03日の内乱の夜には、湖の上の月の影さえも戒厳を目撃した」

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は12月03日の非常戒厳宣布について「実際には何も起きていない」とし、非常戒厳宣布を内乱罪と規定する『共に民主党』に対して「まるで湖に浮かぶ月の影を追うようなものだ」としました。これに対する「返し」です。

「国家は個人が持つ基本的人権を保障する義務があるというのが憲法の基本的原則であり、憲法は意見や立場が異なる時、国家の進むべき方向を示す国民合意の文書である」

「憲法は全国民の約束であり、守るべき羅針盤だ。それにもかかわらず、尹大統領は国民が血を流して守ってきた民主主義を踏みにじり、血で書かれた憲法を破壊しようとした」

「尹大統領は職務復帰すれば再び戒厳令を引き起こす恐れがあると疑われる、極めて危険な人物だ。国と憲法を愛する国民を銃と刃物で殺そうとし、血で書かれた民主主義の歴史を舌先で消し去ろうとした」

「民主主義を抹殺しようとした尹大統領は当然罷免されるべきである」

「尹大統領は不正選挙の妄想に囚われている。不正選挙陰謀論は、戒厳令の宣布文にもなかった後付けのアリバイに過ぎない」

「戒厳令発令当日、緊急速報を見て逮捕されるのではないかと震えるような恐怖を感じながら塀を乗り越えた」

「36年前の夜が昨夜の悪夢のようによみがえった」

「深夜1時、当時の安企部(国家安全企画部)に捕まり、乙支路のどこかのホテルに連れて行かれ、4時間にわたり目隠しされた状態で殴打と拷問を受け、生きていること自体が苦痛だった」

「ノ・サンウォン(元情報司令官)の手帳通りに進んでいたら、多くの人が死を免れなかっただろう」

「36年前の夜が昨夜の悪夢のようによみがえった」と語ったのは、駐韓米国大使官邸の塀を乗り越えて、爆弾を投擲した話なのかと思ったら、そうではなく「自分が安企部に引っ張られたときの経験」でした。

殴打と拷問は余計だったでしょうが、自家製爆弾を投擲するような過激派学生だったのですから情報機関に引っ張られるのは当然でしょう。

ノ・サンウォン(元情報司令官)の手帳どおりに進んでいたら……と述べていますが、その手帳とやらは極左メディア『ハンギョレ』が入手したもの――です。「お里が知れた」感が否めません。

いずれにせよ、これで最終陳述が終わりました。

憲法裁判所が判断することになります。

1.弾劾訴追は合憲と判断(判事6人以上の賛成が必要) ⇒ 尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は即罷免
2.弾劾訴追は違憲と判断(判事6人以上の賛成が得られない) ⇒ 尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は復帰
3.判断を引き伸ばす(04月18日に判事2人が任期切れ)

さて、どれが選択されるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

広告
タイトルとURLをコピーしました