韓国の株式取引でインシデントがありました。
韓国取引所などによると、2025年03月18日11:37から11:44までの約7分間、KOSPIでコンピューターエラーが発生し、売買取引の締結が遅延するという状況に陥りました。
業界関係者によると「KOSPI市場の注文が遅れたり、拒否されたりする状況が発生した」とのこと。
韓国取引所(KRX)は、「システム障害の原因として、最近発足した代替取引所『ネクストレード』と共に導入された『中間価格指値』と既存のロジックの衝突によるもの」と説明しています。
『NextTrade(ネクストレード)』というのは、2025年03月03日に営業を開始した、証券取引所を経由せずに株取引ができる「代替取引システム(ATS)」 です。
『ネクストトレード』側の売買取引は正常に行われた――のですが。
※ATSは「Alternative Trading System」の略です。
この『ネクストレード』は民間企業による韓国初のATSで、「03月04日の営業開始によって約70年にわたり(1956年以降)韓国取引所が独占してきた国内の証券取引市場が競争体制に転換した」と評されています。
オープンしたのはいいのですが、KRX側のロジックが新しく導入されたロジックがコンフリクトを起こした――とのこと。
現在はまだ取引可能な銘柄は10社ほどなのですが、これが04月には800銘柄まで増える予定なのです。
また止まらないといいですね。
↑空売り再開に向けて、新設された「違法な空売り検知システム」を視察する金融監督院の李卜鉉(イ・ボクヒョン)院長(2025年03月19日)。何度もいいますが、この人はボンクラです。
(吉田ハンチング@dcp)