2025年03月24日、韓国の憲法裁判所は、国会(要するに『共に民主党』)が可決した「韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理に対する弾劾訴追に対して、「棄却」という判断を下しました。
この審判によって、韓悳洙(ハン・ドクス)さんは直ちに国務総理(首相に相当)に復帰しました。
↑職務復帰した韓悳洙(ハン・ドクス)首相(右)と握手をかわす崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官。いい写真です。
「面白くない」のは当然、最大野党『共に民主党』です。
↑弾劾訴追が却下され、ちっとも面白くない『共に民主党』の皆さん。
国民からの反感が高まるばかりだというのに、24日、『共に民主党』は以下のようなプレスリリースを出しました。
カン・ユジョン院内代弁人書面ブリーフィング
■民主党の徒歩行進が100kmに達しました。
国民の中へ、歩みを進め、光の革命を成し遂げます 民主党の徒歩行進が今日で11日目を迎えます。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の罷免を叫びながら、汝矣島から光化門まで100kmを歩きました。
憲政秩序の守護と民主主義回復の切実な願いを込めた民主党の徒歩行進に、国民が大きな支持と声援を送ってくださいました。
通りで出会った市民や運転手さん、時には自営業の方も店のドアを開けて力強く拍手を送ってくださいました。歩いて100kmを歩いたのに、内乱の首謀・者尹錫悦(ユン・ソギョル)に対する憲法裁判所の罷免宣告はまだです。
弾劾案が可決されてからなんと100日です。
生まれたばかりの赤ん坊でさえ100日を過ぎれば昼夜の区別がつき、親を眠らせてくれます。
しかし憲法裁判所はいまだに国民を眠らせてくれません。
今もなお、大韓民国の未来は暗闇の中にあります。
ムン・ヒョンベ、
イ・ミソン、
キム・ヒョンドゥ、
チョン・ジョンミ、
チョン・ヒョンシク、
キム・ボクヒョン、
チョ・ハンチャン、
チョン・ゲソン、この8人の憲法裁判官の皆さまにお願いします。
憲政秩序を正しく立て直せという国民の命令に耳を傾けてください。
日常を取り戻したいという切なる願いと、時代の良心を心に刻んでください。
憲法裁判官たちは尹錫悦(ユン・ソギョル)を一日も早く罷免し、ひどい暴政を終わらせて、民主主義を回復しなければなりません。
憲法裁判所は壊れてしまった民主主義回復のゴールデンタイムを逃してはなりません。
民主党は、戒厳軍を打ち破った汝矣島から、光が広がる光化門まで、歩みでその道をつなぎます。
国民の中へ、国民とともに歩みます。
光の革命を見事に成し遂げ、民主主義の春を切り開きます。
2025年3月24日
共に民主党 公報局⇒参照・引用元:『共に民主党』公式サイト「[강유정 원내대변인] 민주당의 도보행진이 100km에 달합니다. 국민 속으로 뚜벅뚜벅 걸어가 빛의 혁명을 완수하겠습니다」
『共に民主党』は、自分たちが行った弾劾攻勢に対して、いかに国政を混乱させたかを反省もせず、いまだに「光の革命」などという妄言を述べています。いい気なものです。
『共に民主党』党首の李在明(イ・ジェミョン)さんは、以下のように述べています。
「憲法裁判所の決定を尊重しないわけにはいかないが、故意に“憲法機関を構成する”という憲法上の義務に違反した行為に対して、『弾劾に至るほどではない』という判決を、果たして国民が納得できるだろうか」
「国民は刑法でも食品衛生法であっても条文に違反すれば処罰・制裁を受ける。
にもかかわらず、大統領権限代行が、憲法で明確に定められた憲法機関構成の義務という憲法上の義務を、意図的に悪意をもって破っても許されるのか。
この点については国民が判断するだろうと信じている」
「尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領に対する弾劾案が憲法裁に提出されてから昨日で100日が経過した。この事件はそんなに複雑なのか。
憲裁の判決が遅れていることで全国各地で不安と葛藤が引き起こされている」
「今は事実上、心理的内戦を超えて、物理的内戦の状況すら予告されている」とし、「迅速な判決だけが混乱を終息させ、大韓民国を再び正常化する出発点となるだろう」
――李在明(イ・ジェミョン)さんの述べていることも、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領を「内乱の首魁」というフレームにはめ込もうという立場からの発言に過ぎません。
来る26日(水)には李在明(イ・ジェミョン)さんの「大統領選挙中にウソをつきましたね」裁判の第2審の判決が出ます。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の弾劾訴追についての憲法裁判所による判断がいつ出るのか、まだ明らかになっていません。
これまでの例でいえば、28日(金)に憲法裁判所が判断を下すのであれば、26日(水)には「この日(28日)に宣告する」と予告があるはずです。
(吉田ハンチング@dcp)