↑憲法裁判所の判事は現在8人。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の弾劾を完全にするために馬恩赫(マ·ウンヒョク)候補を採用させるために無理筋を通そうとしています。
2025年03月24日、憲法裁判所は韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(首相に相当)に対する弾劾訴追について「棄却」しました。
↑憲法裁判所の審理に応える韓悳洙(ハン・ドクス)さん。
憲法裁判所の8人の判事の判断は、
棄却:5
認容:1
(認容は「弾劾訴追が至当」と認める)
却下:2
――となっています。
ちなみに、棄却と却下は何が違うかというと――、
●却下
形式的な要件が満たされていないときに使われます。
内容を審査する前に「受け付ける条件を満たしていない」と判断する場合です。
例えば、
・訴えが提出期限を過ぎていた
・手続き上の不備がある
・訴える資格(原告適格)がない
――といった場合に「却下」が使われます。
⇒「ルールどおりに出されてないから審理しないよ」というのが「却下」です。
●棄却
⇒申し立てや訴えの内容を審理した上で、「理由がない」と判断して退けるときに使われます。
例えば、
・証拠が不十分
・法的根拠がない
⇒「ちゃんと中身を見たけど、ダメだったよ」というのが「棄却」です。
↑弾劾されて(恐らく)ヒマなので国務総理公邸でぶらぶらしている韓悳洙(ハン・ドクス)さん(2025年03月23日ソウル鍾路区三清洞)。
弾劾訴追が「なし」になりましたので、韓悳洙(ハン・ドクス)さんは直ちに首相職に復帰します。
また、首相が復帰しますので、大統領代行は韓悳洙(ハン・ドクス)さんに戻ります。
これにて崔相穆(チェ・サンモク)さんは大統領代行の職を解かれ、元の副首相兼企画財政部長官に戻ります。
――ところが(よせばいいのに)『共に民主党』が崔相穆(チェ・サンモク)大統領代行の弾劾案を国会に提出しています。
韓悳洙(ハン・ドクス)さんが首相・大統領代行に職務復帰するので、そんなことをしても意味がありません。「オレたちのいうことを聞かないから弾劾してやる」というだけです。
さて、これで『共に民主党』がどうするか?――です。
(吉田ハンチング@dcp)