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【国家予算の1/6】韓国李(イ)大統領候補「100兆支援しよう」

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韓国では個人事業主の皆さんが窮地に陥っています。日本ではなんとかコロナの新規感染者も減少し、収束に向かっているという観測も出ているのですが、韓国は逆に感染が拡大してあわや医療崩壊かという崖っぷち状況です。

もともと飲食店などが経営が成り立たず廃業に追い込まれていましたが、今回の感染再拡大でさらにピンチの様相を呈しています。

そもそも個人事業主がこれ以上耐えきれない(もっといえば内需がこれ以上細るのが耐えきれない)ので、文在寅大統領も「ウイズコロナ」に舵を切ったわけですが、感染拡大が顕著なのに「ウイズコロナを維持して4週間の様子見」としたため、さらに困った状況となっているのです。

で、次期大統領選挙の公約も「ばらまき」を強調するものになってきました。

野党『国民の力』の統一候補尹錫悦(ユン・ソギョル)陣営では総額「50兆ウォン」の話が出ていますが、政府与党『共に民主党』李在明(イ・ジェミョン)さんの陣営からは「100兆ウォン」の声が出ました。

実際、与党議員がすでに立法化に向けて発議しています。また「いつ」の損失を補てんするのかについて、遡及して効果を及ぼすべきという議論もされています。

100兆ウォン(約9.6兆円)などと簡単にいいますが、2022年の政府支出予算が約607兆7,000億ウォンなので、1/6に当たります。

そんなお金があるわけがないので、もし実現するのであれば韓国政府が国債を発行して……ということになります。

先にご紹介したとおり、李候補は「政府は利率0%の永久債を発行して『韓国銀行』が引き受ければいい」という意見に賛同する人ですから、大統領になる前から政府に圧力をかけて本当に実現するかもしれません。

韓国は家計負債だけではなく、政府負債も異常な速度で増加しています。この100兆プランが実現するかどうかにご注目ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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