2021年05月29日、韓国の古里原子力発電所「新古里4号機」で火災が発生し、タービンが自動停止するという事故が起こりました。
↑火事を報じる『MBC』の公式チャネル。見ていただけば分かりますが、かなりの煙が上がっています
07月15日、『韓国 原子力安全委員会』が調査結果を公表しました。
↑火元と見られる「Distributing Ring」(朝鮮語で분배링)。ボルトの締め付けが適切に行われていなかったのが原因と見られる――と説明しています
Distributing Ringのボルトの締め付けが規定どおりに行われなかったために、接触抵抗が増加して温度が上昇し、発火したのではないかと火事の原因を推定しています。
先に、規定違反だった手抜き溶接工事の件をご紹介しましたが、今回の火事も規定どおりに作業を行わなかったことが原因のようです。日本の斜め上にある原子力発電所ですから、きちんと整備・管理を行っていただきたいものです。
※写真は全て『原子力安全委員会』のプレスリリースより
韓国「原発」手抜き工事調査!「無資格者が溶接していた」が事実と判明
呆れるような事実が明らかになりました。例の、2020年04~10月の整備期間を終え、試験運転を行ったら原子炉が緊急停止した、韓国・原子力発電所のハンビット5号機(霊光5号機)の件です。この事故が起こった原因は、原子炉上部の管クリアランス部分...
(吉田ハンチング@dcp)