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韓国は「さらなる利上げ」に踏み切れるか。当局が「ビビってる」

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韓国は2021年08月に先制的に基準金利を上げることを決定し、「0.75%」としました。

また『韓国銀行』の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁はさらなる利上げに意欲を見せ、「年内に2回利上げしたとしてもまだ緩和的」と述べました。

市場は10月に2回目の利上げがあるものと予測していました。焦点は2021年10月12日明日行われる「金融通貨委員会」。

ここで「さらに0.25%の利上げが決まる」と見られてきたのですが……。

当局が「ビビってる」の報道出た!

ここにきて金融当局が「利上げに躊躇している」という報道が出ました。

先制的に利上げを強行したものの、その影響が大きいので……簡単にいえば「ビビっている」わけです。金融当局としては、インフレの抑制、家計負債の増加を止めることを主目的として利上げを決めました。

しかし、韓国では感染拡大がいまだ続いており、株式・外為市場は不安定になっています。

インフレ抑制、家計負債の増大を食い止めるのはともかく、韓国を取り巻く経済環境(感染拡大は自国の責任)が不安定になっている今、「利上げを決めても大丈夫なのか」というわけです。

韓国の経済学者の先生からは「1.25%までは上げなきゃいかん」という指摘があります。経済学というのは理論を実験で試すことができない学問ですが、果敢に実験を行ってくれる国があれば、他所の国はそれを見て理論を修正できます。

韓国が「10月12日」にさらなる利上げに踏み切るかどうかにご注目ください。

決断が正しかったかどうかは時間がたたないと分かりません。

(吉田ハンチング@dcp)

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