株式市場の下落が韓国内でも注目されており、特に『サムスン電子』、サムスングループ企業の株価に言及されることが増えています。
理由は簡単で、韓国株式市場における存在感があまりにも大きいからです。
先にMoney1でもご紹介したことがありますが、サムスングループの株価(計23銘柄)は市場全体の時価総額の30%を優に超えます。2021年初には「38.0%」もありました。
これが「韓国はサムスンでもっている」、また『サムスン電子』が国民株といわれる理由なのです。
2020年03月にコロナ禍で暴落した株価は、順調に回復為してきましたが、ここにきて下落トレンドに入った動きを見せています。
韓国メディアの報道によればサムスングループの時価総額が最大だったのは2021年01月11日の「825兆7,700億ウォン」とのこと。
これが10月08日には「684兆1,462億ウォン」になりました。
つまり「141兆6,238億ウォン」が蒸発しました。これに伴い、サムスングループの韓国株式市場における時価総額シェアは、年初の「38.0%」から08日には「31.85%」まで落ちました。
韓国株式市場はそもそもそれほど大きな市場規模ではありませんから、その中で存在感を持つサムスングループが株価を落とすと、市場全体に大きな影響を与えます。
現在下げトレンドを形成中ですが、これがどこまで継続されるのか注視しなければなりません。
(吉田ハンチング@dcp)