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文大統領が「経済を失敗したって言うな!」と書き込む。「韓国は揺るがない」そうでしょうか?

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韓国の文在寅政権が来る2022年05月09日に終わります。韓国メディアでは「ひどい5年間だった」と文政権を回顧する(批判する)記事も多く、最高権力者として辣腕を振るった文大統領はそれが大変にお気に召さないご様子。

先にご紹介したとおり、2022年04月01日、産業通商資源部から「2022年03月の輸出入動向」のデータが出て、(通関ベースながら)貿易赤字に転落したことが分かりました。

このデータを受けて、さすがに韓国メディアでも「赤字だー」と記事を出しています。

これに対して文大統領は自身のFacebookで不満を表明しました。「経済が失敗したと言うな」という主旨の書き込みを行っています。

今回は、例の朴洙賢(パク・スヒョン)国民疎通首席秘書官を通してではありません。自身の発言です。以下が、実際の書き込みです。

우리 경제가 무너졌다는 말이 사실일까요?

3월 수출이 634억 8천만 달러를 기록했습니다.

1956년 무역 통계 집계 이래 월 수출액과 일 평균 수출액 모두 역대 최고 실적입니다.

최근 오미크론 확산과 공급망 불안,우크라이나 사태 등 대외 경제 상황의 어려움 속에서 달성한 것이어서 더욱 의미가 큽니다.

우리 경제의 놀라운 저력입니다.

기존 주력 산업과 신산업의 경쟁력이 모두 높아지고 수출시장이 대폭 확대되는 등 위기에도 흔들리지 않는 강한 대한민국 경제로 거듭난 결과입니다.

세계적인 에너지 가격 급등으로 수입액도 역대 최고를 기록했음에도 무역수지는 주요국과 비교하여 매우 양호한 수준입니다.

이 또한 기록적인 수출 실적에 힘입은 것입니다.

우리 경제가 무너졌다고 하면 수출에 새로운 역사를 쓰고 있는 기업들이 섭섭할 것 같습니다.

새로운 수출 역사를 써 내려가고 있는 수출 기업과 노동자들의 노고에 깊은 감사와 격려의 마음을 전합니다.

정부는 대한민국이 무역강국, 경제강국으로 계속 전진해 나갈 수 있도록 최선을 다해 적극 뒷받침하겠습니다.

私たちの経済が崩壊したというのは本当でしょうか?

03月の輸出は634億8,000万ドルでした。

1956年の貿易統計の集計以来、月の輸出額と日平均の輸出額の両方が過去最高の実績です。

最近、オミクロンの拡散とサプライチェーンの不安、ウクライナの事態など対外経済状況の困難の中で達成したものであり、さらに意味が大きいです。

私たちの経済の驚くべき底力です。

既存の主力産業と新産業の競争力が共に高まり、輸出市場が大幅に拡大するなど、危機にも揺れない強い大韓民国経済に生まれ変わった結果です。

世界的なエネルギー価格の急上昇で輸入額も歴代最高を記録したにもかかわらず、貿易収支は主要国と比較して非常に良好な水準です。

これも記録的な輸出実績に支えられたものです。

私たちの経済が崩壊したなどと言えば、輸出に新たな歴史を記した企業が混乱するでしょう。

新しい輸出の歴史を記した輸出企業と労働者の労苦に深い感謝と励ましの心を伝えます。

政府は大韓民国が貿易強国、経済強国に引き続き前進していくことができるよう最善を尽くして積極的に支えます。

⇒参照・引用元:『文在寅 Facebook』公式サイト「04月01日投稿」

経済が崩壊した―とは何事か、と怒っていらっしゃいます。

輸出金額が過去最高を記録しても経済がうまくいっていることにはならない――という点については、先にご紹介したので繰り返しません。

「世界的なエネルギー価格の急上昇で輸入額も歴代最高を記録したにもかかわらず、貿易収支は主要国と比較して非常に良好な水準です」というご高説については、反論をさしあげたいです。

まず、「良好な水準」と誤魔化していますが赤字です(通関ベースですが)。

次に自国を相対化して見ることができていません。

思い出してください。文大統領は「韓国政府負債の対GDP比率」についても、「主要先進国と比較すれば良好な水準」と言い張り、異常な速度で負債を増大させました。

上掲と同じ論法ですが、「主要先進国を見る目」と「韓国を見る目」が同じだ、という認識に立つ誤りです。問題なのは、よその国の状態ではなく「韓国がどういう状態にあるのか」です。

例えば、日本は貿易収支が赤字でも経常収支は黒字になる国です。ですから「貿易収支が先進国と比較して良好な水準かどうか」など気にしません。アメリカ合衆国はもっとひどくて、別に経常収支が赤字でも金融でお金が流れ込んでくるので居直っている感すらあります。

ところが、韓国の場合は、貿易収支が十分な黒字でなければ経常収支が赤字になってしまいます。経常収支が赤字になれば国の信用はスグに下落します。その上、資産が少なく、通貨もローカルカレンシーであることから、キャピタルフライトが起きかねません。

それぞれの国ごとに経済の健全さを示すパラメーターの重要度は違うのです。

韓国にとっては、貿易収支のパラメーターこそが最重要で「黒字」が必須なのです。

「貿易収支が主要先進国と比較すれば良好な水準」などと赤字を糊塗した言い方を使い、誇る時点で「この人は大丈夫なのか」と疑わざるを得ません。

経済大統領」などと自称するのなら、貿易収支が(通関ベースながら)再び赤転したことについて警戒の弁をこそ述べるべきでしょう。

現実を見ず「韓国負けてない」と言っているようなものです。

ともあれ、このような発言をする人物をTopに戴いた5年間がやっと終わります。

(吉田ハンチング@dcp)

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