2022年05月25日、韓国の統計庁が「2022年03月の人口動向」のデータを公表したのですが、これがもう驚愕の数字です。
何度もご紹介しているとおり、韓国は2020年に人口の自然減少フェーズに入りました。合計特殊出生率は世界最低の「0.81」に落ち込み、このままでは人口減少によって世界で最初に消滅する国といわれています。
2021年01月から直近に公開された2022年03月までの月次の人口増減数の推移は以下のようになります。
人口の自然減少フェーズに入っていますので、毎月の人口の増減数が常に「ゼロ」の下にあります。それは仕方ありませんが、03月に突然「2万1,562人の人口減少」となったのです。
2021年12月の「1万4,550人減少」にも驚かされましたが、ついに2万人の減少に達したのです。コロナ禍が背景にあるとは思われますが、それにしても墜落といってもいいほどの数字です。
もちろん韓国史上最悪の結果です。
2021年01月~2022年03月の出生数、死亡数の推移を見ると以下のようになります。
2022年03月
出生数:2万2,925人(-4.2%)
死亡数:4万4,487人(+67.6%)
人口の増減:-2万1,562人※( )内は対前年同月比です。
出生数が対前年同月比で「-4.2%」と減少している上に、死亡数が「+67.6%」と大幅に増加したためこんなことになったのです。
コロナ禍が収まった後にどうなるのかを注視する必要がありますが、それにしても恐るべき数字といわざるを得ません。もう何をしても間に合わないかもしれません。
ただ、何回も申し上げていますが「北朝鮮と一緒になる」という一発大逆転の手があります。
※合計特殊出生率は「女性一人が15歳から49歳までに出産する子供の数の平均」です。
(吉田ハンチング@dcp)